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「夫婦フーフー日記」 [cinema]


夫婦フーフー日記 DVD

夫婦フーフー日記 DVD

  • 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
  • メディア: DVD


6/21(日)に観てきました。
かなりこの更新をさぼってしまったので、せっせと記録していかないと。

自分はついつい、こういうテーマの作品に惹かれてしまいます。
ただでさえ歳のせいもあってか涙腺弱いくせに。
実在の闘病ブログから書籍化、先にNHK BSプレミアムにてドキュメンタリードラマ化されていたのを、ちゃんとは知りませんでした。
これが長編映画3作目となる前田弘二監督は今回初めてですが、なんと微笑ましくも軽妙な意外なファンタジーともいえる要素が加わった脚色によって、より後半、ぐっと感情移入してしまいました。
主演の佐々木蔵之介さん、永作博美さんの二人の掛け合いが実に自然で、テンポが絶妙でした。
永作さんが演じると、こういう様々な感情がないまぜになった感じって、すごくリアルでキュートでいいです。
がんフーフー日記 (小学館文庫)

がんフーフー日記 (小学館文庫)

  • 作者: 川崎フーフ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2015/02/06
  • メディア: 文庫


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「ビリギャル」 [cinema]


映画 ビリギャル DVD スタンダード・エディション

映画 ビリギャル DVD スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD


6/19(金)に観てきました。
映画館がしばらくぶりになってしまっておりました。
ここから、少し再開できそうです。
この作品、実はただもう単純に、有村架純ちゃんのあの金髪ギャル姿があまりに印象的で、内容にはそこまで期待せずに軽い気持ちで観ようと思いました。
後から知ったんですが、原作者でもある塾の先生の坪田さんの本人に、今回演じていた伊藤淳史くんが本当にそっくりでびっくりしました。
実話を基にしたこの本を読んでいませんが、コミカルなテイストの中に受験生を陰ながら応援する様々な熱い思いみたいなものが映画化脚本にもおそらくそのまま活かされていて、惹きこまれてしまいました。
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話

  • 作者: 坪田信貴
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2013/12/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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「寄生獣 完結編」 [cinema]


寄生獣 完結編 DVD 豪華版

寄生獣 完結編 DVD 豪華版

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD


5/5(火)に観てきました。
まだ前作の記憶も新しく、ほぼ残った状態での鑑賞です。

冒頭、前編のおさらい映像が少し紹介されますが、もしその部分が全くなくても自分は気になりませんでした。
ほぼ主要な人物は最初の方で出てきていたんですが、今回はやはりクライマックスの後藤との対決、そしてその前段の市庁舎でのパラサイトへ反撃を試みる人類と動物園での田宮とのやりとりの二重構造、この辺りの物語上のトピックとなる部分の畳み掛けがすさまじいテンポで、被害者であったはずの人類が、実はそうではないんじゃないかと価値観が一気に変わっていく展開に揺さぶられました。
随分昔に読んでいた原作は、細かな部分をだいぶ忘れていたんですが、ほぼ忠実にそのメッセージやエピソードを再現しているなぁと思って感心しました、後からまた原作を読み返してみたら、細部に関してはあちこち設定上も変更してあるし、ニュアンスもあえて異なる表現に置き換えているのも分かったんですが、今回の脚本で改めて納得できた部分も多かったです。深津さんが演じることで田宮というキャラクターに一層の切なさがにじみ出ていたり、新一が最後にミギーと会話する辺りも、演じたのがこの二人であるから訴えかけてくるものも確かにあったと思います。
描写の上で残忍に見える部分はあるかもしれませんが、できるなら敬遠せずに、たくさんの人にこの世界観は知ってほしいなと思いました。
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「バードマン あるいは[無知がもらたす予期せぬ奇跡]」 [cinema]

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) [DVD]

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
4/12(日)に観てきました。 2015年はこれで8本目の劇場鑑賞ですが、自分にしてはすごく珍しく久々に外国映画が本数多くなっています。そしてまた、そのどれもが見応え十分で、見逃さないでいてよかったなと思えるものばかりです。 今回のこの作品もそのひとつ。 日本公開前に作品賞をはじめとするアカデミー賞受賞歴が明らかになってのもので、その期待ももちろんありましたが、予想以上にユニークな作品だったのでその新鮮な驚きもありました。 もうすでにあちこちで語られていることであろうから触れても大丈夫だと思うまず一点目は、まるまるこの作品1本が切れ目のない映像として編集されいることで体感する不思議な感覚で、あれ?と思う場面が途中幾つかあるんだけど、ずっとシーンが連続していっているので、結局疑問符が浮かんだまま一気に結末まで運ばれてしまうことで、独特の酩酊感みたいなものがあって、過去に味わったことのない余韻が残ったことです。 全体としてコメディとして描かれている脚本だし、この設定だからこそ狙い通りのちょっと意地悪なこの配役があって、現実の世界と作品の中の虚構の世界の境界がどこか曖昧で不安定なような、なんだかもやもやするあちこちくすぐられているような感覚が意外に愉しかったです。 そして、ほぼ全編、ドラムの即興的な音でのみ表現されているサウンドトラックは耳の残りました。
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

  • アーティスト: ステファノ・セゲードニ,ステファノ・セゲードニ,ポーランド国立放送交響楽団,ボザール・トリオ,リヨン歌劇場管弦楽団,シュトゥットガルト放送交響楽団,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,アントニオ・サンチェス,ジョン・アダムス
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2015/04/22
  • メディア: CD
入念に打ち合わせて、緻密に計算されリハーサルも完璧に行われたうえで一発撮りしたっていうようなライブ感の緊張と、ラストにはすべて包み込むようなおおらかな達成感が混じりあっていて、観終えて少し体温が上がってるんじゃないかと思うような状態になりました。 劇中劇の題材になっていた架空の舞台の原作、レイモンド・カーヴァーの作品を読んでみようかなと思います。

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「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」 [cinema]


シェフ 三ツ星フードトラック始めました(初回限定版) [DVD]

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(初回限定版) [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD


4/1(水)に観てきました。
やっと今年度に入りました。

2015年の劇場鑑賞はこれで7本目、そして外国映画が4本目となります。
この作品は、TV「王様のブランチ」で紹介されているのを観ていて、ちょっと気になっていました。
主演・製作・監督・脚本のジョン・ファブローは、「アイアン・マン」シリーズの監督でもあるようですが、そちらは全然観ておらず、今回とは製作体制も大幅に異なっています。自分は、こちらのインディペンデントなスタイルのものの方が好みです。
1966年うまれのジョン・ファブロー氏、そのもっさりしてる外見はすごく親近感があって、気のいいオヤジっていう雰囲気が今回ほんとにぴったりです。
物語の発端となるダスティン・ホフマンの演じる独善的なオーナーのレストランでの顛末から、一念発起、フードトラックで気ままにあちこちをめぐる旅にも、ネットの影響が関わってきて、描いている父と息子との絆とか、時代を問わず普遍的に扱われるテーマと今日的な要素がごちゃまぜになっているのも、そして劇中ふんだんに流れる数々のラテンな楽曲の浮き立つような楽しさも相まって、とにかく楽しかったです。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました オリジナル・サウンドトラック

シェフ 三ツ星フードトラック始めました オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2015/08/19
  • メディア: CD



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「アメリカン・スナイパー」 [cinema]


アメリカン・スナイパー ブルーレイ&DVDセット (初回限定生産/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]

アメリカン・スナイパー ブルーレイ&DVDセット (初回限定生産/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • メディア: Blu-ray


3/15(日)に観てきました。
イーストウッド監督作品は、去年に日本でも公開されてた「ジャージー・ボーイズ」に次いでの登場なので、相変わらずのハイペースです。しかも今回は過去最高の興行収入だそうで、今まで以上に話題でもありました。
2003年のイラク戦争以降、アメリカという国家が関わってきた“平和維持活動”に実在していた一人の人物の半生を追う物語で、これが2013年の出来事まで描かれるっていうのは、あまりに近い、多くのアメリカ人にとって現在形といえる内容です。パンフによれば、この映画の企画進行中の2013年に、まさかの事態が起こり、ラストで不意に訪れるそのエピソードの衝撃が無音のエンドロールとともにあまりに重く深い余韻が残りました。主演のクリス・カイルを演じたブラッドリー・クーパーは「世界にひとつのプレイブック」で知って新鮮な印象だったんですが、ごく素朴でありきたりな若者の一人でしかなかった男が海軍に入隊したことで秘めていた能力を開花し、そのために自らの能力が導くものに苦しめられ、格闘し、時代の生け贄のように飲み込まれていく様がやるせなくて、惹きこまれました。戦地で生き残ることによって背負わされたものが徐々に個人の生活の感覚として当たり前に身に着けていたはずのものを蝕んでいく恐怖は、どこかで自分がおかしいと感じていてもいつの間にか元には戻れない場所にまで来てしまったかのような心細さや拭い去れない不安があるんだろうなと、観ていて感じました。個人の感覚を代償として差し出して追求していく国家の目指すものって、何なんだろうと考えてしまいます。
この作品がアメリカでは瞬く間に大ヒットしていたという事実に、なんだか居心地の悪さを覚えています。

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「幕が上がる」 [cinema]


幕が上がる [DVD]

幕が上がる [DVD]

  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • メディア: DVD


3/1(日)に観てきました。
公開2日目です。
この題材で、観ておかないわけにはいかないでしょう。
なにしろど真ん中、高校演劇が題材という、過去あまりなかった作品です。

舞台の脚本以外で平田オリザさんが高校演劇を舞台として小説を執筆していたのもこの映画化まで実は知らず、実際に審査員として高校演劇の作品をいくつも観てきてもいるオリザさんだからこそ描ける物語になっているのは当然といえば当然です。その作品を映画作品として完成させた本広監督も、もちろん“踊る”シリーズでTVドラマを手掛けている時代から舞台の演劇に深く関わってきていたし、「サマータイムマシーン・ブルース」や「曲がれスプーン」のように舞台作品の映画化をすでに何度も行ってました。そこに、主演はももクロのメンバー・・・正直、半信半疑でもありましたが、観ているうちに、次第に彼女たちにしか描けない素の部分もこの作品を成立させる中で大事な要素になっている気がしてきて、勝手に想像していた以上にしっかりと手応えの残るものでした。
脇を固める黒木華さんや、本広作品ではお馴染みのムロツヨシ氏、志賀廣太郎さんもよかったです。
これは、観ておけてよかったです。

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「きっと、星のせいじゃない。」 [cinema]


きっと、星のせいじゃない。(特別編) [DVD]

きっと、星のせいじゃない。(特別編) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD


2/27(土)に観てきました。
2015年は、ここ数年の傾向とは違って、日本映画以外のものも積極的に観てきている形になりつつあります。たとえばアメリカ映画でも、すべてがブロックバスターの巨額の予算で製作されたものばかりではもちろんないし、この作品のように口コミで話題が広がって評価されるようなもにで、特に自分が惹かれる内容のものも時々日本公開が実現しています。この作品も、観るまではそこまですごく期待もしていた訳ではなく、ニュートラルな気分で選んだんですが、観ておけてよかったと思える作品でした。

難病に直面する若者たちの姿っていうのは、もうどんな展開になるか半分わかっているようなものではあるんですが、自分は特にその方面の分野が気になって、つい観てしまいますが、これは観ておけてよかったと思えました。主演の二人、ヘイゼル役のシャイリーン・ウッドリーもオーガスタス役のアンセル・エルゴートもどちらも今回初めて知った役者さんでした。この二人の、決して外見ですごく突出して人目を引くという訳ではない、ありふれたどこにでもいる普通の若者という感じが、観ていくうちにどんどん輝いて魅力的に見えてくる変化がすごく良かったです。もちろん、脚本・演出の力もあるんですが、何より二人の今この時を懸命に生きている息遣いの逞しさのようなものがまぶしかったです。
後半、あえて波風を立てる立場になる偏屈な作家として登場するウィレム・デフォーの人間臭さもまた、印象深かったです。
途中、まさに2015年の只中であるというのがわかる楽曲を含め、サントラがすごく気になって、すぐに探しました。これもお気に入りです。

きっと、星のせいじゃない。

きっと、星のせいじゃない。

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2015/01/28
  • メディア: CD



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「寄生獣」 [cinema]


寄生獣 DVD 通常版

寄生獣 DVD 通常版

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD


2/13(金)に、気になっていながら公開が終わってしまいそうなのに気づいて、駆け込みで観てきました。
山崎貴監督は、全部観ておきたいとまでは熱心ではないんですが、この原作自体にすごく惹かれたのもあって、やっぱり確かめておきたくなり、観てきました。

まずミギーの存在。
パンフを読んで知ったんですが、阿部サダヲさんは声だけを演じていた訳じゃなかったんで、それも含め、特に印象深かったです。他の人が演じていたら、また違うキャラクターになったんだろうなと思えるほど、際立っていました。
ほぼ原作通りに描かれる様々なキャラクターたちも、ただ外見上近づけていくだけではない、今描くからこその部分もあって、納得です。いちばん意外とも思えたのが深津絵里さんですが、この存在感は強烈でした
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「バンクーバーの朝日」 [cinema]


バンクーバーの朝日 DVD 通常版

バンクーバーの朝日 DVD 通常版

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD

1/3(土)に観てきました。
正月映画で、観ておきたい作品がけっこうありました。
その中から、この日はこれです。

石井裕也監督作品は「川の底からこんにちは」以来なんですが、今回は前回と全く印象が違って、淡々と味わいのあるドラマが描かれていて、戦前カナダに実在した日本人移民達の野球チームの物語って、まずそんな事実を知りませんでしたが、これはその舞台を元に描かれた青春群像劇でした。
清々しかったです。
脚本はあとから知ったんですが、奥寺佐渡子さんです。この監督・脚本コンビはこれが初顔合わせだったんですが、自分は奥寺さんの過去手がけた作品がけっこう好きだったんで、これを観てまた納得です。
バンクーバー朝日の野球チームとしての成長、現在でも世界の檜舞台で挑戦を続けている日本人達の(特にやはりアスリート達の)姿が重なる彼らの表情、そして太平洋戦争へ向かう、移民達にとってはどうにも抵抗のしようがない時代のうねりに飲み込まれる様、など様々な感情が複雑に浮かんできて、切なくなりました。
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