アクアマリンの神殿 / 海堂尊 [本のこと。]
桜宮サーガも、いよいよ埋めるべきエピソードがほぼ補完され、収束に近づいてきたみたいです。
この作品は「モルフェウスの領域」の後日談となる作品だったんですが、まさかの青春物語として展開するとは。
若気の至りで楽しい部分もあるんですが、個人的には「モルフェウス」の静謐な世界が好きだったので、勝手にイメージしていたものとあまりに異なるテイストだったので、ちょっと戸惑いました。後から考えれば、これはその先につながる「医学のたまご」に近いのかもしれないなと、思い当たりました。少し納得です。
新刊の方では、海堂さんはもう違う領域に着手し始めてしまっているので、桜宮サーガ方面はもしかしたらこの先は・・・・と、あと「スリジエ」の文庫化がまだでした。
こっちが楽しみです。
読みはじめてまず驚いたのは、青春小説だったことです。
テーマ自体は斬新でいいものと感じました。
次作も期待しています。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
by 藍色 (2017-04-14 12:03)