かもめのジョナサン(完成版) / リチャード・バック・創訳:五木寛之 [本のこと。]
7月に入って書店に寄ったとき、「海賊とよばれた男」の文庫と一緒にこの本が平積みになっているのを発見しました。
かつて学生だった頃に文庫で持っていて、けっこう愛読してた作品です。
その当時はpart threeまでのもので、今回は完全版として、その後のエピソードが追加されています。
主人公のジョナサンが孤高の存在から理解者を得て、それを次の世代に伝えて終わる物語に、さらに一歩、その存在が偉業として独り歩きし、本来真理を追究するための手段でありその主題として置かれていた飛ぶことへの純粋な好奇心は手段であることを目的化してしまい、自由を知るために始めたことが不自由を再生産する方向に加速していくというエピソードが鳴らしている警鐘はやはり重要で、この追加部分を30年以上経過してから味わうことが出来たのは嬉しかったです。
たぶん、何度かこの先、読み返す作品になるでしょう。
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by 메이저사이트 (2023-10-31 17:54)