「幕が上がる」 [cinema]
3/1(日)に観てきました。
公開2日目です。
この題材で、観ておかないわけにはいかないでしょう。
なにしろど真ん中、高校演劇が題材という、過去あまりなかった作品です。
舞台の脚本以外で平田オリザさんが高校演劇を舞台として小説を執筆していたのもこの映画化まで実は知らず、実際に審査員として高校演劇の作品をいくつも観てきてもいるオリザさんだからこそ描ける物語になっているのは当然といえば当然です。その作品を映画作品として完成させた本広監督も、もちろん“踊る”シリーズでTVドラマを手掛けている時代から舞台の演劇に深く関わってきていたし、「サマータイムマシーン・ブルース」や「曲がれスプーン」のように舞台作品の映画化をすでに何度も行ってました。そこに、主演はももクロのメンバー・・・正直、半信半疑でもありましたが、観ているうちに、次第に彼女たちにしか描けない素の部分もこの作品を成立させる中で大事な要素になっている気がしてきて、勝手に想像していた以上にしっかりと手応えの残るものでした。
脇を固める黒木華さんや、本広作品ではお馴染みのムロツヨシ氏、志賀廣太郎さんもよかったです。
これは、観ておけてよかったです。
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