鹿男あをによし / 万城目学 [本のこと。]
デビュー作「鴨川ホルモー」に続き、万城目学氏の作品を。
実はこの作品と一緒に、「ホルモー六景」も買っちゃいました。
この作品もすでにTVドラマ化されていましたが、そちらは一切観ていないまま、読み進めました。
今回の舞台は奈良、とある女子高が舞台で、ある意味ではデビュー作同様、青春活劇(でもちょっと奇天烈)なので、なんだか続きを読んでいる感覚ですんなり読めました。
前作より広げてる法螺の風呂敷がスケールでかいです。
点と点が繋がって、まさかそんな部分で伏線があったとは、と後半は一気に楽しい展開に。
荒唐無稽な世界観では前作に軍配かもしれませんが、情けなくも共感できる主人公のキャラクターは今回の方が輪郭がはっきりしてた気がしました。
大好きでした、これ。
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