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ことり / 小川洋子 [本のこと。]


ことり

ことり

  • 作者: 小川 洋子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2012/11/07
  • メディア: 単行本


7/5に読了しました。
購入したのは確かまだ年度がひとつ前、もしかしたら2012年だったかもしれないくらいだったんですが、一緒に買った「博士の愛した数式」を読み終えてから、と後回しにしてました。
読み終えて確認したら、この新刊は初版で買ってました。

まだほかに小川洋子さんの作品を読んでいる訳ではないので、数少ない読書歴の中でのことではあるんですが、小鳥の小父さん、という主人公の所在無げな佇まいは、博士とどこか似て見えてきます。
社会の中で人付き合いという点ではどうも得意ではない、ちょっと居心地が悪い感じ。
好きな対象に対する控えめだけど純粋で強い気持ちとか、なるべくそっと、そのまま居させてほしいささやかな暮らしの中に、時々ふと現れる波風が悪いことだけではない思いもよらぬ変化になったり。
クライマックスを迎えることなくひっそりと幕を閉じる展開は、ちょっと意外でもありました。
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