「おおかみこどもの雨と雪」 [cinema]
7/28(土)に観てきました。
前作「サマーウォーズ」も「時をかける少女」も大満足だった細田守監督、待望の新作、また今度もオリジナル脚本です。
細田監督作品としてはすっかりお馴染みの奥寺佐渡子さん、今回は細田監督と共同で脚本担当(原作として細田監督)、そしてキャラクターデザインはこちらも引き続き貞本義行氏です。
まだ学生だった花が出会った運命のその人が、たまたまおおかみおとこであったという設定はそこだけみるとファンタジックな気もしますが、描き方はあくまでリアルで普通に暮らす市井の人の視点のまま。
これは「サマーウォーズ」にしても「時をかける少女」にしても共通で、アニメだからこそ自在に描ける要素を含んでいながら、そこに息づいている人の姿は生き生きとした生身のもので、だからこそ誰もが自らの経験に近い感覚で共感もできるし、実写で描いてもほぼ変わりない内容をあえてアニメーションの表現として提示していて、冒頭の風に揺れるコスモスの花の何気ない美しさだったり、雪山や森の奥の雄大な風景だったリが人々のほんのささやかな営みを優しく包み込んでくれて、観終えてそのロケーションが現実感とともに素晴らしい余韻を残してくれていました。
主人公である花のキャラクターは、たまたま境遇が少し特殊なだけで、ある意味ではごく普通の女性の視点でもあるんですが、やはりそこには女性特有の芯の強さみたいなものがあるし、雨と雪の成長に戸惑いながら自然と受け入れて見守っていく姿は、特に後半切なくもあるんだけどやっぱり逞しく思えました。
成長し、新たな一歩を踏み出す決心をした雨にふと漏らす最後に一言、ここはなんてことない台詞かもしれないけど、ぐっときました。
高木正勝さんの音楽も、素敵でした。
前作「サマーウォーズ」も「時をかける少女」も大満足だった細田守監督、待望の新作、また今度もオリジナル脚本です。
細田監督作品としてはすっかりお馴染みの奥寺佐渡子さん、今回は細田監督と共同で脚本担当(原作として細田監督)、そしてキャラクターデザインはこちらも引き続き貞本義行氏です。
まだ学生だった花が出会った運命のその人が、たまたまおおかみおとこであったという設定はそこだけみるとファンタジックな気もしますが、描き方はあくまでリアルで普通に暮らす市井の人の視点のまま。
これは「サマーウォーズ」にしても「時をかける少女」にしても共通で、アニメだからこそ自在に描ける要素を含んでいながら、そこに息づいている人の姿は生き生きとした生身のもので、だからこそ誰もが自らの経験に近い感覚で共感もできるし、実写で描いてもほぼ変わりない内容をあえてアニメーションの表現として提示していて、冒頭の風に揺れるコスモスの花の何気ない美しさだったり、雪山や森の奥の雄大な風景だったリが人々のほんのささやかな営みを優しく包み込んでくれて、観終えてそのロケーションが現実感とともに素晴らしい余韻を残してくれていました。
主人公である花のキャラクターは、たまたま境遇が少し特殊なだけで、ある意味ではごく普通の女性の視点でもあるんですが、やはりそこには女性特有の芯の強さみたいなものがあるし、雨と雪の成長に戸惑いながら自然と受け入れて見守っていく姿は、特に後半切なくもあるんだけどやっぱり逞しく思えました。
成長し、新たな一歩を踏み出す決心をした雨にふと漏らす最後に一言、ここはなんてことない台詞かもしれないけど、ぐっときました。
高木正勝さんの音楽も、素敵でした。
劇場公開映画「おおかみこどもの雨と雪」オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2012/07/18
- メディア: CD
cs様、いつもありがとうございます。
「おおかみこども」見ました!予告でストーリーが気になり、大沢たかお君、宮崎あおいちゃん・細田監督と言うのもあり期待して見たけど、それでも良かったです!
花ちゃんの子育て奮闘ぶりというか、女性としての強さ、逞しさ、愛情の深さとかが凄く素敵でした。子供が熱を出し、どっちの病院に連れて行けばいいのかなどのユーモラスな感じもあって、切なくもなるけどほっこりもする映画だったと思います!
by みっちゃん (2012-11-19 00:27)
みっちゃんさん、niceとコメントどうもありがとうございます。
花っていうひとのキャラクターは、ごく普通の感覚で、まっとうに女性として生きてるんですよね。でも、その芯の強さや心根の美しさって、こうやって厳しい状況の中でこそ惹かれたり、初めて見えたりもするんですね。
あの病院が視界に両方入って、戸惑っちゃう事態って、当人は余裕ないから必死で切実だけど、やっぱり笑えちゃうシーンですよね。こういう描き方も細田監督というか、奥寺さんの脚本もあると思うんですが、いいですよね。
ほんと、切なくもあり、ほっこりもでき、ちょっとした勇気ももらえる、そんなお得な作品でした。
by cs (2012-11-20 00:01)