「ヘルタースケルター」 [cinema]
ヘルタースケルター スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- メディア: DVD
7/29(日)に観てきました。
2012年は、なんだか映画館から足が遠のいている時期が長くなってしまい、「SPEC」から「おおかみこども」までかなり間隔が空きましたが、この辺の時期になって開き直ったので(?)、ちょっと復活しました。
このblogの更新をしばらく怠っていたのがその原因の一つです。
まあ、とにかく復帰、ということで、チョイスした訳じゃないんですが、次に観たのはこの作品。
蜷川実花監督は前作「さくらん」も気になってはいたもののスルーしていて、今回は観ておこうと思い立ちました。写真家としての彼女の作品を知っている訳ではないんですが、イメージ通りというか、監督の個性が反映されているであろう映像の色彩感がやはり印象的でした。
主演の沢尻さんはまだ20代半ば、本来であればもっとキャリアをしっかり積み重ねていくべき時期になんとなく起用を敬遠されてしまったのは、果たして残念なことであったのか、今後の活動次第ではありますが、このタイミングでまるで彼女の疑似ドキュメンタリー的な題材に思えるこういうキャラクターを演じるという選択はリスキーかもしれないけど、やっぱりやっておくべき企画だったのでしょう。脇を固める女優さんたちも含め、扇情的な作品の佇まいとか、血の色を想起させられるような濃いめの赤のイメージに包まれて虚構の域を超えようかというテンションが熱かったです。そんな中、「ノルウェイの森」でも印象的だった水原希子さんのちょっとオーガニックな雰囲気が際立っていて惹かれました。
パンフを読むまで知らなかったんですが、ちゃんとコミックスとして世に出るまで意外に紆余曲折あったらしい原作も読んでみたいです。
cs様!
本当に見事な表現力ですね!!
色彩感はさすがですよね!私もあの部屋はしびれました!
絶対にあんな部屋にはずーっと住めないけど(笑)リリコなら有って感じ。
ブログに戻ってきて下さって嬉しいです。またいっぱい映画の感想を聞かせて下さいね。
by みっちゃん (2012-11-24 00:46)
みっちゃんさん、niceとコメントどうもありがとうございます。
またついつい時間が経ってしまい、気づいたらもう年の瀬です。
監督の個性が垣間見える作品って、記憶に強烈に残りますよね。
蜷川実花監督も間違いなくその一人だと思います。
もちろん、人それぞれの好みもあって賛否両論になる訳ですが、そういう作品を撮る監督って、どんどん出てきてほしいなと思います。
by cs (2012-12-31 12:25)