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「ゲゲゲの女房」 [cinema]


ゲゲゲの女房 [DVD]

ゲゲゲの女房 [DVD]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD


12/5(日)に観てきました。
2010年の鑑賞分、まだ記事のupが終わらずに年越ししてしまいました。
その上、この作品は「ふたたび SWING ME AGAIN」とハシゴ。同じ日に観た作品の記事が年またぎでの記事になっちゃいました。

TVの連続ドラマが話題になっていることはなんとなく知ってはいたものの、一度も観たことはありません。
原作も読んでいません。
でもこちらは、何しろ主題歌ムーンライダーズですから。
武良の家に嫁ぐことになった布枝さん、そのあまりに規格外、予想外のご主人の姿にはびっくりしたはずなんですが、相性なのか縁なのか、いろんなことを二人三脚で乗り越えていくうちにどんどん楽しくなってきている様子がなんとも清々しく見えます。
しげるさんを演じた宮藤官九郎さんのにへらっとした表情が、水木しげるさんの少々得体のしれない肖像にぴったりで、少なくともこの人、悪い人じゃないんだろうなぁと妙に納得してしまいます。布枝さん演じる吹石さんも懐の深さが自然と身についてる感じで、年の離れた二人が寄り添う姿がなんだかお似合いでした。で、その日常に当然のように妖怪が見えたり見えなかったり。じゃんじゃん家財道具売りながらぎりぎりで生活している水木センセイの家に、それでも居候がいて、それも家賃の当てになんてなりゃしない、その名も金内さんって・・・水木さんのマンガそのままの世界が現実にそこにある時代の空気、その貧しくも見える時代って、今よりずっとずっと精神的には豊かだったんじゃないかと思わずにはいられません。
音楽担当の鈴木慶一さんが言ってましたが(我が旧き学友、まさ氏から教わって観ることができたほぼ日企画のネット配信ムーンライダーズの動画で監督と対談してる話題で触れていたことです)、映像には映っていない場面で川の流れる音が聞こえてくる菊池信之さんの音響は実に聞きごたえがありました。

ゲゲゲの女房

ゲゲゲの女房

  • 作者: 武良 布枝
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2008/03/07
  • メディア: 単行本



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