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2007年に鑑賞した日本映画を今更だけど振り返る [映画にまつわる雑感]

インターネット映画大賞への投票参加は、2008年2009年と行い、最初に声をかけてもらった2007年について、なんだか間に合わなくなってしまっていました。
もうすぐ、2009年の集計結果が発表になりますが、ついでに遡って、2007年の鑑賞作品をまとめて記事としてupしてみようと思い立ちました。
形式は、投票フォーマットと共通にして整理してみます。


インターネット日本映画大賞
http://www.movieawards.jp/

2007年の鑑賞作品数:44タイトル
記録一覧はこちら
URL ↓
http://www013.upp.so-net.ne.jp/hoshino/cinema/c-2007.html

[作品賞投票ルール(抄)]
 ・選出作品は5本以上10本まで→10本+αで挙げてみます。
 ・持ち点合計は30点→これは自分にとっては特に大きな意味は無いため、つけません。
 ・1作品に投票できる最大は10点まで→これも同様です。


『 日本映画用投票フォーマット 』
【作品賞】(10本)
  「暗いところで待ち合わせ
  「長州ファイブ
  「きみにしか聞こえない
  「サイドカーに犬
  「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
  「夕凪の街 桜の国
  「めがね
  「キサラギ
  「クワイエットルームにようこそ
  「オリヲン座からの招待状
【コメント】
2007年は邦画では36本鑑賞していました。
この年の記録の途中から、旧来の覚え書き[cinema memo]からblogに完全に移行してます。
日本映画は、以前よりずっと作品公開も増え、色々なタイプのものがどんどん紹介されるようになって来ました。
その中には、明らかにTV主導で、ある程度はヒットして当然、マーケティングは十分にっていうタイプのものも多くなっていて、それを充実してると言い切ってしまえるかは疑問ではあるんですが、でも撮影が活況になっていけば、ある程度は人材も育って、裾野は広がっていくんじゃないかといちファンとしては楽観的に考えています。
ここに挙げた作品は、その殆どが原作がある作品で、オリジナル脚本は「めがね」と「キサラギ」くらいです。
小説やマンガ、舞台など他のメディアで発表されているものが映画化されて、結果的にきっかけを作り舞台や本に触れる機会が増えたりすることは文化としては発展的で悪いことではないんですが、でもやっぱり、映画は映画でもっとオリジナルで脚本も作られていく状況になってほしいものです。

【監督賞】              作品名
   [佐藤祐市] (「キサラギ」)
【コメント】
上の部分でコメントした内容と重複しますが、やはりせっかくであればオリジナル脚本の作品を自分は出来るだけ評価したいと思います。
2008年や2009年の候補を考えるときも、やっぱりその点は含んで考えてみました。
この作品も、ワン・シチュエーションで舞台っぽいつくりで、映像に特殊効果も壮大なスケールも関係ないスタイルですが、ほんとに面白くて堪能できました。

【主演男優賞】
   [加瀬亮] (「それでもボクはやってない」「めがね」「オリヲン座からの招待状」)
【コメント】
加瀬亮くん、最近ではTVドラマにも出演していたりもしますが、若い年代の中で映画俳優としてこだわって取り組んでいるイメージです。どちらかというと主役は少ない方だと思うんですが、2007年は注目作が並んでいて、充実してたと思います。
全然タイプの違う作品を、年末ごろに続けて観た堤真一さん(「魍魎の匣」と「ALWAYS 三丁目の夕日」)とどちらにしようか悩みました。

【主演女優賞】
   [麻生久美子] (「夕凪の街 桜の国」)
【コメント】
ますは、作品がほんとに観られてよかったと思えるもので、その中でかなりいつも以上に控えめなキャラクターだったんですが、淡い味わいの和の趣きもぴったりで、印象深かったです。
以下、やはり投票云々とか、最優秀とか、そういう差があるつもりではないんですが、並べて挙げておきます。
  [竹内結子](「サイドカーに犬」「Closed Note」)
  [宮沢りえ](「オリヲン座からの招待状」)
  [田中麗奈](「暗いところで待ち合わせ」「夕凪の街 桜の国」)
  [成海璃子](「あしたの私のつくり方」「きみにしか聞こえない」)
  [夏帆](「天然コケッコー」)

【助演男優賞】
   [宮藤官九郎] (「クワイエットルームにようこそ」「魍魎の匣」)
  [光石研] (「めがね」)
【コメント】
こちらも挙げていくとまだ沢山紹介したいくらいなんですが、特にこの二人の出演は観ておけてよかったなと思いました。
宮藤官九郎さんは、俳優というより脚本で評価されてますが、まだまだ面白いことを見せてない部分がありそうで、出演作品も期待したいです。

【助演女優賞】
   [蒼井優] (「鉄コン筋クリート」「蟲師」「クワイエットルームにようこそ」)
  [永作博美](「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」)
【コメント】
蒼井優ちゃんは、出てくる作品によってほんとに表情がそれぞれ違って、また次はどういう表現を見せてくれるんだろうと、期待が高まります。「鉄コン筋クリート」での声のみでのあの自在な迫力には驚きました。
永作さんは、「ドッペルゲンガー」を観て、なんだかそれまでのイメージとは変わったなと思っていたんですが、この作品での振り切れ具合はびっくりです。
同じ「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」では佐津川さんも存在感があってすごくよかったんですが、こういう作品を観ていると、今度また別の作品で観てみたくなります。

【新人賞】
   [夏帆](「天然コケッコー」)
【コメント】
その後、けっこうTVにも出てくるようになりましたが、この作品での初々しい感じは印象的でした。
岡田将生くんも、実に初々しかったです。

【音楽賞】
  「オリヲン座からの招待状 / 村松崇継、上原ひろみ」
【コメント】
ジャズピアニストの上原ひろみさんの、こういう形での楽曲提供はかなり珍しいです。
このサントラはノスタルジックなスコアと、上原さんのピアノのメロディの良さがあって、けっこう繰り返し聴いています。
映画「オリヲン座からの招待状」オリジナル・サウンド・トラック

映画「オリヲン座からの招待状」オリジナル・サウンド・トラック

  • アーティスト: 上原ひろみ,上原ひろみ,村松崇継,村松崇継
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2007/10/31
  • メディア: CD



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