TERMINAL/Salyu [music]
2006年にシングルがコンスタントにリリースされていて、満を持してこのアルバムが登場というタイミングでした。待望の1枚です。
シングルで「Tower」、「name」と続けて作詞に一青窈参加というのがap bank fes以来の親交の結果なのは以前「name」の記事でも書きました。で、このアルバムでは更に「故に」「Apple Pie」「be there」「heartquake」と、結果13曲中の6曲を手がけることで、彼女の独自の言葉がSalyuによって新しい視点を獲得しているようにも思えるし、Salyuの歌い手としてのイメージもかなり革新的に拡がっている気もします。このコラボレーション、歌の表現できる世界としてまだ挑戦していないものもどんどん果敢に取り組んでいきそうだし、なかなかです。一青窈のアルバム「&」にしても、過去2枚のアルバムから新しい表現へと拡がっていく過程で試みられている要素があちこちに見つかる作品でした。或いはSalyu自身が作詞している「I BELIEVE」の凛とした佇まいもまた、これがあくまでまだスタート地点でしかない意欲に漲っているイメージがあって迫力がありました。
そしてコラボレーションといえばやはり「to U」。
本来のbank bandの一員ではないSalyuだけど、fesでは重要なメンバーで、ある種当然の参加でもあるシングルでしたが、このアルバムではSalyu ver.としてソロで歌っていることでやはりまた拡がるものがあって、収録されていて嬉しかった1曲でした。
これは1stの「landmark」同様、長く愛聴しそうです。
<曲目list>
トビラ
風に乗る船
鏡
プラットホーム ~Merry Go Round~
故に
Tower
Apple Pie
I BELIEVE
夜の海 遠い出会いに
name
be there
heartquake
to U (Salyu ver.)
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