「サマータイムマシン・ブルース」 [cinema]
このユニークな脚本、実はヨーロッパ企画という京都の劇団のものがオリジナルだそうで。
こういうネタを発掘する本広監督のフットワークの軽さがいいですね。
「踊る大捜査線」スピンオフ企画をきっちり1本仕上げて、すぐもう製作にとりかかるしプロデュースまで兼ねちゃったりして。
君塚良一監督が重厚で抑えたトーンの渋い第2弾を公開するこんな時機に、あえてぶつけたんでしょうか。
でも客層が一致する訳でもないし、そんな意地悪はないですね。
映画作品として時間軸をいじって見せる面白さで「運命じゃない人」を観たばかりだからつい比較したくなってしまうけど、こちらはタイムトラベルから発想が始まっているのでむしろある意味語り尽くされてもいるネタで、わずか1日を何度も軽いノリで無邪気に往復する無意味さこそ、この脚本での真髄。
それと、とにかくあちこち仕掛けられた伏線だったり、SF研部室の机の上には「サトラレ」原作マンガがさりげなく置かれていたりして、またしてもリンク探しについ夢中に…。
DVDになったら、隅々チェックしないとならないですね。
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