「家族はつらいよ」 [cinema]
3/28(月)に観てきました。この日、「リリーのすべて」とハシゴしてます。全然タイプの異なる作品で、だからハシゴするのも逆に平気かもと。近いテイストのものだったら、ついどうしても比較してしまうし、もし先に観た方が素晴らしいものだったりしたら、2本目のものが違う日だったらもっと楽しめたりしたかもしれないのに、印象として一層マイナスになってしまう可能性があります。なので、ハシゴして観るつもりだった作品でも、先に観たものがその時の自分の気分にあまりにはまっていたら、次の予定は変えてしまうようにしています。
で、今年すでに2本目の山田洋次監督の、今度はコメディです。
「母と暮せば」もオマージュとして与えられたタイトルですが、今回は何しろご自身のいちばんの代表作のもじりなので、また思い切ったことをしてるなと思いました。そしてこの作品、「東京家族」で描いた家族構成と設定は変えながら、主要な家族の部分はそのまま同じキャストのメンバー再集結で、という結構大胆な企画ともいえます。さらに、パンフの監督インタビューによると、あなんと物語のきっかけは「東京家族」での撮影時の会話が元で、クレジットにはないけど原案:蒼井優という脚本らしいというのが、山田洋次監督のフットワークの軽やかさを感じて、びっくりです。こういう作品が制作されるということは、まだここから山田監督の次回作が新たな意欲とともに続いていくのだと思い、なんだか楽しみです。
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