失踪日記2 アル中病棟 / 吾妻ひでお [本のこと。]
こんなタイミングで、この続編が発刊になっているのが驚きです。
なんと最初の「失踪日記」が出たのが2005年、でも内容は、ほぼその直後というかつながった時期のエピソード。
それだけ、丹精して描かれているんですね。
なんか、とっても感慨深いです。
じっくり読ませていただきました。
連載をいくつも抱えていた人気漫画家でもある作者が、ふと始めるホームレス生活、その後のアル中生活はやはり壮絶で、笑える状況な訳は本当はないんですが、やっぱり面白いです。すごいです、これ。
たぶん病棟の様子は現在でもまた少し違うんでしょうが、ここで紹介されている世界自体がまず人目に触れることなんてないものですから、「刑務所の中」と同様、その詳細な記録が訴えかけてくるものはやはり圧倒的にも思えます。
一度こちらを読み終えて、再度最初の「失踪日記」を読み返しております。
コメント 0