2011年に鑑賞した日本映画を振り返る / 日本映画用投票フォーマット [映画にまつわる雑感]
2008年、2009年、2010年に引き続いて、この企画に参加します。
日本インターネット映画大賞URL:
http://www.movieawards.jp/
運営委員会の方から初めてこの企画に誘っていただいたのが2007年分です。
その年の投票は間に合いませんでした(投票とは無関係に、あとからこの記事はupしています)。
実はまだ、鑑賞作品の一部の記事をまとめ終えていません。
本来なら全て2010年の分の記事をupした上で投票用のこの記事をまとめるべきなんですが、延び延びにして投票時期を逸してしまうおそれもあるので、先に先に手を付けておきます。
蛇足ですが、2011年の鑑賞一覧の記録はこちらです。
URL ↓
http://www013.upp.so-net.ne.jp/hoshino/cinema/c-2011.html
[作品賞投票ルール(抄)]
・選出作品は5本以上10本まで
・持ち点合計は30点
・1作品に投票できる最大は10点まで
『 日本映画用投票フォーマット 』
【作品賞】(5本以上10本まで)
「 最後の忠臣蔵 」 3 点
「 ちょんまげぷりん 」 3 点
「 洋菓子店コアンドル 」 3 点
「 毎日かあさん 」 3 点
「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」3 点
「 少女たちの羅針盤 」 3 点
「 八日目の蝉 」 3 点
「 日輪の遺産 」 3 点
「 奇跡 」 3 点
「 がんばっぺフラガール! 」 3 点
【コメント】
2011年は劇場鑑賞したもので38作品中、27本が日本映画(外国映画が11本)でした。
公開時期に見逃して、リバイバルでスクリーンで観ることができた作品も含まれています。
この企画の趣旨としては、過去の作品でも、DVD等の鑑賞のものでも候補として挙げていいことになっているんですが、自分の中では映画館のスクリーンで観たものと自宅で観たものは条件として違うという気がしていますので、そういう作品は除外して考えてみています。
と言う訳で、
この基本ルールを原則として、更に自分で決めたものとして
1.できるだけ作品数は規定範囲内の上限まで選びたい → 最大数の10本を選ぶ
2.その上で選出した時点で、作品相互での優劣は個人的にはできたらつけたくない → 各作品3点
(作品としてこっちが上、って、必ずしも歴然とした差として判るものとは限らず様々な要素があって個人的には設定不可能だと考えます。その上で、数ある上映作品の中から自分で観たいと思った時点で既に何らかの選択をし終えているし、更にそこから、10本の中に選ばなかった作品と必ずしも大きな隔たりがある訳ではなく、それぞれに縁があって観ておけてよかったと思えるものを挙げてあるという判断で考えました。)
3.リストアップした作品の列挙は、鑑賞順とする
4.選出の対象とする作品は、映画館で鑑賞したものに限定する
という基準で挙げてみました。
2011年という年を振り返るとき、3.11以来の震災被害、原発事故被害を抜きに考えることはできないでしょう。
少なくとも、3月以降に何かメッセージを作品から感じ取ろうとするとき、そこに必ずこの震災の事が念頭にある気がしています。
そしてそれはこれから先のしばらくも続いていくことではあるはずなんですが、こうして2011年を振り返るとき、挙げる作品に何かしらの影響が出てくるのは当然で、そこには大きな意味があると思います。
【監督賞】 作品名
[ 成島出 ] ( 「 八日目の蝉 」 )
【コメント】
後半、逃避行の果てにたどり着く小豆島の景色が印象的でした。
原作の小説が本来持っている物語としての魅力もあると思うんですが、20111年に鑑賞した作品の中で自分にとっては特に心に残った作品であり、これを監督賞に挙げておきたいと思いました。
【主演男優賞】
[竹野内豊] ( 「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」)
【コメント】
この作品、スタッフを含めすべて戦後生まれのみで制作したものという新たな試みで、そのタイトルロールの重責は相当なものだったはず。
でも、その状況をまるで役柄そのものとして真正面から冷静に誠実に受け止め、成すべきことをするのみという姿勢が素晴らしかったです。
【主演女優賞】
[井上真央] (「 八日目の蝉 」)
【コメント】
原作とはちょっと異なるポジションとして描かれた主人公の確かな生命力が宿った眼差し、これは「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」でも共通していて過酷な状況の中で生き抜こうとする役として印象的でした。
【助演男優賞】
[唐沢寿明] (「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」)
【コメント】
原作小説にも登場する実在の人物を演じる上で脚色というか付加されている特徴がかなり派手で極端なのに、むしろ清々しかったです。
次点として、「スマグラー お前の未来を選べ」の安藤正信くんとかなり悩みました。
【助演女優賞】
[池脇千鶴] (「神様のカルテ」)
【コメント】
もともと気になる女優さんとして出演作はチェックしてきたんですが、堅実に脇を固めるこういう役がこれから先、もっと増えてくれることを期待したい内容でした。
【ニューフェイスブレイク賞】
[忽那汐里] (「少女たちの羅針盤」「マイ・バック・ページ」)
【コメント】
この辺りの映画出演作以上にTVドラマ「家政婦のミタ」で注目された2011年だったと思いますが、間違いなく飛躍を遂げた充実の年だったと思います。
【音楽賞】
「がんばっぺフラガール!」
【コメント】
劇中、被災したスパリゾートを離れ全国キャラバンを巡る彼女たちのBGMは当然のごとく映画「フラガール」の曲だったんですが、これが新たな意味を持って響き、胸が熱くなりました。
この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。
日本インターネット映画大賞URL:
http://www.movieawards.jp/
運営委員会の方から初めてこの企画に誘っていただいたのが2007年分です。
その年の投票は間に合いませんでした(投票とは無関係に、あとからこの記事はupしています)。
実はまだ、鑑賞作品の一部の記事をまとめ終えていません。
本来なら全て2010年の分の記事をupした上で投票用のこの記事をまとめるべきなんですが、延び延びにして投票時期を逸してしまうおそれもあるので、先に先に手を付けておきます。
蛇足ですが、2011年の鑑賞一覧の記録はこちらです。
URL ↓
http://www013.upp.so-net.ne.jp/hoshino/cinema/c-2011.html
[作品賞投票ルール(抄)]
・選出作品は5本以上10本まで
・持ち点合計は30点
・1作品に投票できる最大は10点まで
『 日本映画用投票フォーマット 』
【作品賞】(5本以上10本まで)
「 最後の忠臣蔵 」 3 点
「 ちょんまげぷりん 」 3 点
「 洋菓子店コアンドル 」 3 点
「 毎日かあさん 」 3 点
「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」3 点
「 少女たちの羅針盤 」 3 点
「 八日目の蝉 」 3 点
「 日輪の遺産 」 3 点
「 奇跡 」 3 点
「 がんばっぺフラガール! 」 3 点
【コメント】
2011年は劇場鑑賞したもので38作品中、27本が日本映画(外国映画が11本)でした。
公開時期に見逃して、リバイバルでスクリーンで観ることができた作品も含まれています。
この企画の趣旨としては、過去の作品でも、DVD等の鑑賞のものでも候補として挙げていいことになっているんですが、自分の中では映画館のスクリーンで観たものと自宅で観たものは条件として違うという気がしていますので、そういう作品は除外して考えてみています。
と言う訳で、
この基本ルールを原則として、更に自分で決めたものとして
1.できるだけ作品数は規定範囲内の上限まで選びたい → 最大数の10本を選ぶ
2.その上で選出した時点で、作品相互での優劣は個人的にはできたらつけたくない → 各作品3点
(作品としてこっちが上、って、必ずしも歴然とした差として判るものとは限らず様々な要素があって個人的には設定不可能だと考えます。その上で、数ある上映作品の中から自分で観たいと思った時点で既に何らかの選択をし終えているし、更にそこから、10本の中に選ばなかった作品と必ずしも大きな隔たりがある訳ではなく、それぞれに縁があって観ておけてよかったと思えるものを挙げてあるという判断で考えました。)
3.リストアップした作品の列挙は、鑑賞順とする
4.選出の対象とする作品は、映画館で鑑賞したものに限定する
という基準で挙げてみました。
2011年という年を振り返るとき、3.11以来の震災被害、原発事故被害を抜きに考えることはできないでしょう。
少なくとも、3月以降に何かメッセージを作品から感じ取ろうとするとき、そこに必ずこの震災の事が念頭にある気がしています。
そしてそれはこれから先のしばらくも続いていくことではあるはずなんですが、こうして2011年を振り返るとき、挙げる作品に何かしらの影響が出てくるのは当然で、そこには大きな意味があると思います。
【監督賞】 作品名
[ 成島出 ] ( 「 八日目の蝉 」 )
【コメント】
後半、逃避行の果てにたどり着く小豆島の景色が印象的でした。
原作の小説が本来持っている物語としての魅力もあると思うんですが、20111年に鑑賞した作品の中で自分にとっては特に心に残った作品であり、これを監督賞に挙げておきたいと思いました。
【主演男優賞】
[竹野内豊] ( 「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」)
【コメント】
この作品、スタッフを含めすべて戦後生まれのみで制作したものという新たな試みで、そのタイトルロールの重責は相当なものだったはず。
でも、その状況をまるで役柄そのものとして真正面から冷静に誠実に受け止め、成すべきことをするのみという姿勢が素晴らしかったです。
【主演女優賞】
[井上真央] (「 八日目の蝉 」)
【コメント】
原作とはちょっと異なるポジションとして描かれた主人公の確かな生命力が宿った眼差し、これは「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」でも共通していて過酷な状況の中で生き抜こうとする役として印象的でした。
【助演男優賞】
[唐沢寿明] (「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」)
【コメント】
原作小説にも登場する実在の人物を演じる上で脚色というか付加されている特徴がかなり派手で極端なのに、むしろ清々しかったです。
次点として、「スマグラー お前の未来を選べ」の安藤正信くんとかなり悩みました。
【助演女優賞】
[池脇千鶴] (「神様のカルテ」)
【コメント】
もともと気になる女優さんとして出演作はチェックしてきたんですが、堅実に脇を固めるこういう役がこれから先、もっと増えてくれることを期待したい内容でした。
【ニューフェイスブレイク賞】
[忽那汐里] (「少女たちの羅針盤」「マイ・バック・ページ」)
【コメント】
この辺りの映画出演作以上にTVドラマ「家政婦のミタ」で注目された2011年だったと思いますが、間違いなく飛躍を遂げた充実の年だったと思います。
【音楽賞】
「がんばっぺフラガール!」
【コメント】
劇中、被災したスパリゾートを離れ全国キャラバンを巡る彼女たちのBGMは当然のごとく映画「フラガール」の曲だったんですが、これが新たな意味を持って響き、胸が熱くなりました。
この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。
こんにちは。
「太平洋の奇跡」と「毎日かあさん」はちょっと悩んだ作品です。
私の10作品からは落ちてしまったのですけど、どちらもいい作品でしたね☆
by non_0101 (2012-01-08 12:22)
non_0101さん、niceとコメントどうもありがとうございます。
自分もnonさんのセレクトを読ませていただいて、その作品を挙げるのもあるなぁと思った作品が幾つもありました。
それだけ、ここに挙げておきたい作品に数多く出会えたことはありがたいですね。そしてそのリストが人によって似てるけどちょっとずつ違う、その投票参加者の方々の記事を読むのは本当に愉しいし、参考になります。集計結果もそうなんですが、手作りで運営されているこの企画が大好きです。
TBも、ありがとうございました。
by cs (2012-01-08 16:30)