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「遠くの空に消えた」 [cinema]

遠くの空に消えた

遠くの空に消えた

  • 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
  • メディア: DVD

9月1日のハシゴ、鑑賞作品2本目がこれです。
行定監督の映画は改めて考えてみたらちょっと遠のいてました。
きょうのできごと」以来です。

馬酔村という架空の場所のとにかくのどかなロケーションが心地よい映像で、そこにちょっとチンドン的な雑多に交じり合った音楽が鳴り響いて、祝祭的なファンタジーの気分が盛り上がります。神木隆之介くん、「妖怪大戦争」より当然ながらちょっと大人びていて、でも伸び伸びしてるキャラクターがまぶしかったです。共演のささの友間、大後寿々花の二人もまたそれぞれ味があって華があっていい表情してました。
子供たちは勝手な大人の思惑にはついていけないし、その姿には現在の報道で連日映し出される身勝手な大人の顔が重なっても見えてきます。そういう立場を体現している空港建設推進の要を担う父に三浦友和氏というのがなかなかです。でも彼は旧知の仲であったしんちゃん=小日向文世さんと再会することで遠い昔に失ってきた自らの心の奥底に気づいたりして、このへんのドラマもよかったです。
オトナの思惑とは違うポジションに居るサワコ先生=伊藤歩さんと赤星=長塚圭史くんが別々にファンタジックな体験をするという展開もあったかくって好きです。ラストで流れるCoccoの「甘い香り」はアルバムより先にこの作品のために誕生した曲だというのをパンフで始めて知りました。


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