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「日本以外全部沈没」 [cinema]

日本以外全部沈没

日本以外全部沈没

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2007/01/01
  • メディア: DVD


11月1日、映画の日割引で何を観るか、候補はかなり沢山ありました。
で、これをセレクトしてる自分に「仕事帰りにわざわざ時間確保して、その優先順位って・・・・」という考えがよぎりましたが。
98分という尺は長編映画1本としては短いほうです。でも偉そうな物言いで勝手に考えるとこの作品、あと70分ほど遠慮なくどんどんコンパクトにカットしても成立できそうです。もしその形だったら随分危険な問題作で一層カルトな人気作として歴史に名を刻んだかもしれません(ひどい言い様、ご容赦ください)。そもそも台詞は現在の世界情勢で十分通用してしまうスレスレのところを間違って(意図して?)抵触してる気もするし。
設定そのものが原典である小松左京氏の「日本沈没」に対して酔った星新一氏が筒井康隆氏にパロディ書けと言ったとか、すごい発端(筒井氏は自ら引き受けたとも)。それを映画として製作する企画が通って完成しちゃったんだから、監修に実相寺昭夫監督まで参加しちゃうし、バックアップ体制は信じがたい鉄壁な状況です。ついでにこれで特技監督や絵コンテで樋口真嗣監督までクレジットされてたらもう大変だったなとか(いや、さすがにそれはね・・・)余計な心配をしてみたり。
かの「デビルマン」でショッピングモールと登場人物の自宅周辺で世界の終末を表現していたのを(予算規模がかなり桁違いみたいですが)軽く凌ぐバーの狭い店内で国際問題勃発というシュール。沈没する世界の描写が最初俯瞰で地球変化をCGでリアルに見せてたのにクライマックスはなぜかミニチュア模型の爆破だし。
ちょっと「親指タイタニック」を観終えた時と同じような黄昏れた気分になりました。


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