「M:i:Ⅲ」

M:i-3 ミッション:インポッシブル3 スペシャル･コレクターズ･エディション

• 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
• 発売日: 2006/11/17
• メディア: DVD

8月1日、割引1000円デーを利用してまとめて夏休み映画をハシゴです。
トム・クルーズによるこのシリーズも3作目。
オリジナルのＴＶ作品とは別にイーサン・ハント役はトム・クルーズというイメージはもうすっかり定着しているし、アクションにしてもキャラクター設定にしても彼自身のパブリックイメージそのものという印象です。今回もスタント不用で果敢にミッションを遂行していくがんばりがすごいです。
その前提がある中で登場のキャラクター、デイヴィアン役フィリップ・シーモア・ホフマン。この人、とんでもないですね。気迫だったり表情だったりではなく、「ああ、間違いなく異常な感覚の持ち主だ」と思わせる存在感が、イーサンを静かに執拗に追い詰めて緊迫感でいっぱいでした。
もちろん、最終的に決着はつく訳ですが、その上で不気味さは決して完全には消え去っていないムードがあって、もちろんタイプは違うんだけど「ブラックレイン」での松田優作氏のように根源的な悪意そのものを見せ付けてくれてます。その個人がたとえ滅んでもどうやっても拭い去れないであろう闇の部分が人の営みの内部には残念ながら確実に根付いていると。
そんなことを考えたりしました。
J.J.エイブラムズ監督の描くこのシリーズの新しい側面＝脚本のアイデアと演出、この世界観は「スパイ大作戦」という娯楽作品の虚構ではあっても、リアルな説得力があって面白かったです。

コメント 2

あー夏休みですよね～
一瞬、「え？１日って休みだった？見逃した！」と思ってしまいましたｗ

実はMiって劇場で観たことないんですけど、今回は忘れずに前売りを買ってます♪
フィリップ・シーモア・ホフマンを楽しみにしてますｗ
「カポーティ」も楽しみですね♪
by minku～♪ (2006-08-06 19:23) 

minkuさん＞
そうですよね・・・・1日、普通の勤務状況でだったら絶対に無理な本数です。
そのために色々準備もして、午後に出かけてます。
このシリーズで3作目で、評価はやはり様々なようですが、まあアクションにしてもキャラクター造形にしても十分娯楽大作として及第点以上ではあると思います。そのために普段ならこういう作品には出てないフィリップ・シーモア・ホフマンの存在がまた利いてます。
すでにアカデミー賞は数ヶ月前だっていうのに日本公開は秋まで引っ張り期待が高まっている「カポーティ」も楽しみですね。
by ｃｓ (2006-08-07 00:47)