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なるほどの対話/ 河合隼雄・吉本ばなな [本のこと。]

文庫で買って読みました。まっすぐで、おもろくて、言葉があたたかいし。人間観察というとなんだか響きが決してよくはないですが、そのくせが仕事柄、身についてしまっている印象のこのお二人が、それぞれ人物として認め合うお互いのスタンスもよくわかる気がします。
現在の日本という国の文化の中で暮らしていくとき、共同体のある幻想を保つ努力を続けながら自我みたいなものとうまいことバランスとったりして操縦していこうとしたとき、どうしても必要になってくるものがいかに傷つきやすい身体と心を具えた自分と無理なく向き合うか、ストレスや何かとうまく付き合うか、という部分で「上手な生き方」がどうとかじゃなくて、傷にバンソウコウでも貼りながら(あるいは息を吹いたりしながら)持っていてもいいちょっとだけ楽になれる視点を与えてくれる、そんな差し出され方がいい感じです。
…しかし、こういう本については言葉にしにくいですね、ほんと。

なるほどの対話

なるほどの対話

  • 作者: 河合 隼雄, 吉本 ばなな
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/08
  • メディア: 文庫


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コメント 2

今日は無理を言ってしまい、本当にすいませんでした。
3連休は、のんびり好きな映画やビデオを見て過ごしましょう。
by (2005-10-06 22:42) 

cs

いえいえ、そんなことは。
たまたまうっかりで、気づかなかったんで。
3連休、ひとまず土曜はゆっくりできそうです。
by cs (2005-10-08 01:39) 

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