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テルマエ・ロマエ / ヤマザキマリ [マンガのこと]


テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)

テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)

  • 作者: ヤマザキマリ
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2009/11/26
  • メディア: コミック


実はちょっと前に、TV「王様のブランチ」で紹介されていた頃から気にはなっていたんですが。
3巻目が、映画化決定とともに発売になって書店で平積みされている状況に後押しされて、遂に手にしてしまいました、このマンガ。
第1話、古代ローマ紀元128年から昭和の銭湯(脱衣場の壁には寅さん&スターウォーズのポスター)へ時空を超えてやってきた実直な職人気質の設計技師(風呂限定)、ルシウスの数奇な体験・・・面白すぎました。真面目すぎるルシウスの純粋で飽くなき探求心と天然すぎるがゆえの突き抜けた勘違いがあまりに素敵です。
自分はとにかく広々とした大浴場の解放感が大学時代の寮生活ですっかり刷り込まれているのもあるし大好きで、それを差し引いても古代ローマ人が驚く日本の風呂文化っていう題材のユニークさはたぶんハマる人も多いでしょう。
しかし、これをどう映画化するんだろうと想像もつきませんが、期待も高まります。
一気に買ってしまったⅠ~Ⅲまで、また繰り返し読み直してしまいます。
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グーグーだって猫である 3 / 大島弓子 [マンガのこと]


グーグーだって猫である3 (角川文庫)

グーグーだって猫である3 (角川文庫)

  • 作者: 大島 弓子
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/02/25
  • メディア: 文庫


文庫本を読む箸休めみたいにして、ゆっくりペースで読み進めています。
3巻目を読み終えました。
100ページを少し超える程度のボリュームだし、たとえば「ゴールデンスランバー」の文字数とは比較のしようもないものなんですが、不思議と同じくらいの時間をかけてることになりました。
2巻目で人生の大晦日を無事に過ごし、新たな生活を始めたオーシマさん、ねこたちの数もどんどん増えてます。
その中で、新居の購入&お引越しが今回の大きな出来事。
#74:地縛霊
とか、大島さんならではの発想がほんと面白いし、にんまりしちゃいます。
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グーグーだって猫である 2 / 大島弓子 [マンガのこと]


グーグーだって猫である2 (角川文庫)

グーグーだって猫である2 (角川文庫)

  • 作者: 大島 弓子
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/07/25
  • メディア: 文庫


先週、「寡黙なる巨人」を読み終えた後の気分からの流れでなのか、以前買い揃えていたこのマンガを、ふいになんとなく読み返し始めました。
当初、大島弓子さんの近況をそのまま描いたエッセイ的な内容のこの作品のことを知ったのは犬童一心監督映画化作品がきっかけです。

グーグーだって猫である ニャンダフル・ディスク付き [DVD]

グーグーだって猫である ニャンダフル・ディスク付き [DVD]

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • メディア: DVD


映画では元々大島弓子作品マニアでもある犬童監督自身の脚本により、原作マンガから他の作品を含めた彼女の作家としての姿を投影するものとして沢山の要素が加えられていたんですが(この映画は犬童一心による大島弓子論であるという評価もあったりしました)、この原作ではとにかくオーシマさんの猫とともにある暮らしぶり、そこで大島さんが考えたことなどがシンプルに綴られていて、そのリラックスした雰囲気が読んでいてほんとに心地いい作品です。
1巻目の最後、子宮筋腫と卵巣腫瘍の闘病についてちょこっとだけ触れられたことが、2巻目冒頭でより詳しく描かれていました。
#31、そのタイトルは「人生の大晦日」。
大袈裟じゃなく、大変な経験です。いや、間違いなく。
でもマンガでは、なんだかちょっと微笑ましく見えたりするのが不思議です。
これって、たぶん大島さんのキャラクターのなせる業なのでしょう。
この2巻は、その顛末が詳しく語られるんですが、その日々の中、猫が増えていきます。
1巻目、サバを失った代わりに二代目を務めたグーグー、そして後から加わった拾い猫ビー。
この2匹のキャラクターが実に対照的で、大島さんの観察眼のせいもあるんでしょうけど、なんともキュートです。
自分は、どちらかというとネコよりイヌなんですが(実家に居たころ、犬2匹と暮らしておりました)、ネコはネコにしかないよさが、やっぱりあると思います。
2巻後半では、この先住人2匹に更にプラス、クロとタマが加わって一気に賑やかになってます。
闘病も一段落、ほっとします。
なお、卵巣腫瘍、子宮筋腫の全摘手術は1977年12月とのこと。
このコミックスが連載をゆっくりまとめて2年に1冊、新しいものが刊行されるんですが、今年2010年、順調に無事5巻目が発売になりました。
よかったよかった。
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PLUTO 008 / 浦沢直樹×手塚治虫 [マンガのこと]


PLUTO 8 (ビッグコミックス)

PLUTO 8 (ビッグコミックス)

  • 作者: 浦沢 直樹・手塚 治虫
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/06/30
  • メディア: コミック


浦沢直樹presentsのアトム・地上最大のロボット、ついに完結しました。
このコミックスが出る前に連載が終了してるらしいっていうのは聞いて知ってましたが、やはりついに、です。
ひとつ前の7巻でついにエプシロンまでああいうことになってしまい、この最終巻がとても気になっていました。
原作である「鉄腕アトム」のこの部分も、コミックスの3か4巻目が出た頃に気になってアニメ版をレンタルしてきて観たりしたんですが、導入部分での浦沢直樹氏らしい展開を別にすれば、かなり原作どおりの筋をしっかり踏襲してて、その上で現在の解釈で描くとこうなるというスケールで、一気にクライマックスを迎えました。
荒唐無稽にスケールを広げすぎていないし、でも実際には無理なく地球規模の状況設定になってるし、何より、本来なら脇役であるゲジヒトのキャラクターの深い部分に最終的に帰結していく、これが浦沢解釈の真髄ともいえる部分かなぁと思いました。
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蟲師 10 / 漆原友紀 [マンガのこと]


蟲師 10 (10) (アフタヌーンKC)

蟲師 10 (10) (アフタヌーンKC)

  • 作者: 漆原 友紀
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/11/21
  • メディア: コミック


映画化がきっかけで、この作品の原作を後追いで手にとり読み始めました。
映画は映画で、スケールも大きく映像もきれいだしロケーションも幽玄な雰囲気がよかったですが、この原作の柔らかなタッチの和の質感も大好きです。
民話というか里山の伝承のようなエピソードが、たとえば強い文明批判になっていく訳ではないんだけど、ヒトがゆっくりと踏み外してきた道がやっぱり見えてくるような気がします。
現在の便利さを拒絶して生きることが出来るほど自分も覚悟が出来ているわけじゃないし、毎日自分でも呆れるほどゴミが出て結果的に無頓着にも消費して捨てていく暮らしの罪深さはなんなんだろうと一方で思いつつ・・・・その残念で弱い己に何も出来ずにいます。
最期に収められたエピソードも、決して希望がしっかり描かれているものではなかったんですが、ギンコの旅は相変わらず続いていくんだと思うんですが、悪くないなと思える余韻を残してくれました。
タグ: マンガ
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大島弓子セレクション セブンストーリーズ / 大島弓子 [マンガのこと]


大島弓子セレクション  セブンストーリーズ

大島弓子セレクション セブンストーリーズ

  • 作者: 大島 弓子
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/08/30
  • メディア: 単行本


先にエッセイマンガの原作のことを記事にしたからあわてて、という訳ではないんですが、順番にこちらも読み終えました。
映画の内容に併せて、そこで登場する7つの作品をまとめた1冊がこれです。
古いものでは1994年刊の「綿の国星」、いちばん新しいのは最後に収められている2001年刊の「8月に生まれる子供」で、うろ覚えですがたぶん映画の展開に準じた形で収録されているみたいです。
実は原作であるエッセイマンガのエピソード以上に、この映画化作品の脚本を補完するテキストになっている1冊みたいです。
そして、脚本を仕上げる段階でチョイスされたこの作品群はそのまま犬童一心監督の大好きな大島弓子作品集という側面も併せ持っている形になってます。

巻頭に収められている「ダイエット」。
これは、結果的に初めて大島弓子さんの作品に触れることになった自分にとっては、出会いの作品になった訳ですが、ほとんど少女漫画の世界なんて無縁に近い状態で過ごしてきたもので、新鮮な刺激がありました。ある種、哲学的な問いかけのある、そしてユーモアがあるこの小編はなかなかの味わいで楽しめました。

後半に納められていた「金髪の草原」。
先に犬童監督により実写映画化されていた、なんとなくストーリーとしては知っていたはずの物語が、映画とはまた違った雰囲気があって、例えば小説の映画化で、先に映像を観ちゃうとその俳優さんのイメージが邪魔になっちゃうケースもあるはずなんですが、この作品に関しては、映画は映画で主役を務めた池脇千鶴さんのキュートな存在感はそのままで、マンガはマンガの“なりす”という子が自由気ままに生きてて、改めてこのお話が心に染み入りました。

そして「8月に生まれる子供」。
個人的には、映画での特に重要なポイントでもあるこの作品を、この1冊の最後に読む感覚は、なかなか心地よい体験になりました。
もしまた、映画のほうを観る機会があったら、同じようにあとからまたこの作品の味わいをかみしめたいと思います。
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グーグーだって猫である / 大島弓子 [マンガのこと]


グーグーだって猫である

グーグーだって猫である

  • 作者: 大島 弓子
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


映画を観てから、後から改めて原作を買ってきて読み始めました。
一緒に「大島弓子セレクション」という、映画の中で登場している作品を全部集めた1冊も購入して読み出したんですが、こっちは結構なボリュームで、まだ途中です。
少し間を置いて読み出したエッセイマンガのこちらの方が先に、結局一気に読み終えてしまいました。
映画では、この原作のまま脚本化されていないんで、随分と作風というか全体のムードも違ってて、とっても肩の力が抜けてる内容になってますが、そこで紹介されている出来事はそんなにお気楽にやりすごせたりはしない、なかなかシビアな日常でした。一緒に生活してる猫たちが、大島弓子さんにとってどれほどかけがえの無い重要な仲間であるかは、その中でも十分伝わってきました。
このコミックスが続くかどうか不明だったようで、実は1巻目、という表記はありませんでした。
現在出ている2~4巻までは、まだ一緒に購入していなかったんで近々入手して続きを(といっても物語として繋がっている訳じゃないんで余り関係ないんですが)読みたいと思ってます。
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蟲師/漆原 友紀 [マンガのこと]

蟲師 (1)  アフタヌーンKC (255)

蟲師 (1) アフタヌーンKC (255)

  • 作者: 漆原 友紀
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: コミック


映画化されたこの作品を観に行った人の半分くらいは先に原作を読んでいた方だったんでしょうか。
自分は小説でも映画でも、なるべく後から原作に触れたいので、このコミックスも書店でいつも気になっていながらずっとスルーしていました。
主人公・ギンコの蟲師としての生き様は、マンガ独特の雰囲気でぶっきらぼうで深い眼差しがあったんですが、原作にあるエピソードは多種多様な描き方にもなってるからそこで行動するギンコの特徴のまま映画化脚本では伝わりにくいためか若干の改変があったようです。オダギリジョー氏の解釈でもあるんだと思うんだけど、かなり映画版ではやんわりとして若々しさも感じられたけど原作では年齢より随分と老成し達観している部分が際立ってました。現在出ているコミックスの8巻めまで、大人買いして一気に堪能です。
映画は日本の里山の奥深さをしっかり描いてて、そのひっそりとして少しスピリチュアルにも思える映像が自然と和める自分の心の動きにこういうのを和風と言っていいんだろうなと思えて、その部分が嬉しかったです。
大友克洋監督が自身の作風ではまず考えられないチャレンジをしてて、その意外性はあったんですが、見事です。
深夜枠でTV放映しているアニメ版がなかなかよさそうで、こっちも気になります。


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PLUTO:003/手塚治虫×浦沢直樹 [マンガのこと]

PLUTO 3―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (3)

PLUTO 3―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (3)

  • 作者: 浦沢 直樹, 手塚 治虫
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/03/30
  • メディア: コミック


連載をきちんと追いかけている訳ではないので、急に3巻目が出たことを知り、早速読んでます。
で、前がどうだったかすっかり忘れてるので、また1巻から読み返しました。
1巻のラストでアトムがやっと登場、そして2巻のやはり最後にウランも登場だったんですね。ほんとにこの作品では脇になっちゃってるんで、これまでの印象もほとんどなく、しかし物語の全貌(特にプルートゥ)が次第に明確になってくるにつれアトムもウランも生き生きし始めてます(それが本来の姿だけど)。この2人(2体というにはあまりに人間らしい)の関係性が物語展開の中心になってきて、いよいよ面白いです。
それにしてもウランのキャラクターは、すっかり浦沢キャラですね。


絶望に効くクスリ・6/山田玲司 [マンガのこと]

絶望に効くクスリ 6―ONE ON ONE (6)

絶望に効くクスリ 6―ONE ON ONE (6)

  • 作者: 山田 玲司
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/01/05
  • メディア: コミック


もう一方での連載「ゼブラーマン」が完結して、その時期と重なる頃の対談が今回の6巻には当たるらしいと、書いてありました。苦悩がそのまま表現になるのは言ってしまえば芸風なんだろうとは思います。過酷なスタンスを選んでますね。でも、それだけに生の反響はあるんだろうと思います。どんどん壁にぶち当たって傷だらけになって、その分、人当たりは果てしなく柔軟になるんだろうなと思います。純化していくというか。長く連載を続けることが主たる目的ではないと思うんですが、まだまだこの旅が新しい発見をもたらしてくれることを期待しています。


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