海辺のカフカ / 村上春樹 [本のこと。]
あまりに記事の更新、さぼってしまっていたので、もうずいぶん読了してから時間も経ってしまいました。
この作品を新刊で読んで、ちょっと時間が経ってから読み返していたのもたぶん5年以上は前でした。
現在の自分は、もうすっかりホシノくんの年齢よりジョニーウォーカーとかナカタさん寄りに近づいています。とはいえ、読み進めていくと気持ちはやっぱりカフカくん寄りになるのが当たり前かもしれませんが、自分にとって長編作品での村上作品の主人公の価値観・行動規範にだいぶ影響されているのもあるんで、やはり共感していました。改めて読み返してみて、これまでの一人称の主人公に比べて、自らの行動の過ちにはっきり気づいて後悔する、その姿が思春期の、入りたての段階の年齢として描かれていたからなのかもしれません。とはいえ、彼はそれでも極めてタフな少年ではあるんですが。
2016-09-23 06:57
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