昨夜のカレー、明日のパン(文庫版) / 木皿泉 [本のこと。]
つい最近に、新刊として読んだ作品をこうして文庫で買い直して読むのは自分としてもそれほど多くはありませんが(最近は最初から文庫で購入することがほとんどでもあるので)、これは書店に並び始めているのを発見して、即決でした。巻末にボーナストラックとして収録されている文庫のみの特典、書下ろし短編「ひっつき虫」。最初から改めて読んでみたんですが、するするっと、その流れのままに読み終えていました。思っていたとおり、幸せな読後感でした。ギフとテツコと一樹と岩井さん。その日常は、いろんなことを考えて、自分の行動をそれなりの決断で選択して、そうして続いていく。だから、新しいエピソードがここで語られていても違和感が全然なかったんでしょうか。これはまた、少し時間が経ったら、また手にとって味わってみたい作品です。
2016-05-14 17:21
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