「あん」 [cinema]
8/30(日)に観てきました。
(2015年の記録がすっかりさぼってしまっていて、更新が遅くになってしまいましたが、ようやく再開します。)
実は正規の公開時期から少しずれていて、京成ローザで半分リバイバルの状態で上映していたので、なんとか間に合いました。
観に行くことができて、出会えてよかった作品でした。
河瀨直美監督の作品はちょっと久々です。
今回のように、原作小説を映画化するというのは監督にしてみれば珍しい気がします。
とある住宅街の片隅の、小さなどら焼き屋の、その店先で繰り広げられるほんの些細な物語なのかもしれませんが、観ていて深く心を揺さぶられました。
永瀬正敏氏の佇まいが、その背負っているものや眼差しがとても印象深くて、性根がきれいで心優しいっていうようなキャラクターじゃないがゆえに、なんだか腑に落ちました。
樹木希林さんの存在感は何しろ圧倒的でしたが、それにしても実に魅力的でした。
そして、まさかこの作品が初共演だなんて、市原悦子さん。登場シーンはほんのわずかでしたが、やはりすごかったです。こんなお二人の化学反応の場面に出会えるなんて。
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