幕が上がる / 平田オリザ [本のこと。]
先に映画を観て、それからこの原作小説を読みました。
演劇部の青春そのもの、という題材自体がまず珍しく、あんまりこれまで、少なくとも話題になって売れているなんてことはなかなかありませんでした。
映画に関しても、ほぼこの原作に忠実に脚本化されているのが改めて分かりました。
平田オリザ氏はご自身で戯曲も執筆しているしワークショップも様々な場所で行っていたり、また実際に高校演劇の審査員として発表をいくつもご覧になっているし、その上でこの小説のための取材はまた別に行っているはずで、出てくる登場人物たちが、結果的に自分は映画から入ったんでももクロの彼女たちの表情とかもイメージで浮かんでは来るにしても、リアルな女子高生たちの姿そのものが描かれていて、よく知っている出来事ばかりでした。ただ、全国大会を目指そうとか、そんなことは考えたりもしませんでしたが。
それにしても、たくさんの“こういうことも出来るんじゃないの”っていうネタが満載で、部活運営の考え方も含め、すごく刺激をもらえたし、ためになりました。
まだまだ、自分は未熟で、これから学んでいかなきゃいけないことがたくさんありそうです。
2015-05-16 23:30
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