「自分」の壁 / 養老孟司 [本のこと。]
これは最近読んだ養老センセイの著書の中でも、特に印象深かった1冊になりました。
自分が普段、職場やあちこちで見かけるクレイマーという傾向の方々の持つ共通のメンタリティがどういったことで起こっているのか、その原因も少しわかったような気がします。
「自分」を形作っているものは、意識としての部分がかなり大きな領域を占めているため、その意識が変わると、ある意味ガラッと自分を規定しているものも変容するし、なので、“自分探し”っていうものがどれほど本気でおこなわれたとしても、逆にほぼ何一つ変わる訳もないんだなというのが納得できました。
もちろん、自らの体験として得るものが何も無い訳ではありません。
と、ここで自分が本に書いてあることを言い換えること自体、あまり意味はないんで、その説明は省きますが、読んで得たものが今回は特に多かったというか、ちょうど自分のコンディションが今回の内容を求めていたタイミングだったんじゃないかと思います。
少し時間をおいて、再度読み返したいと思います。
コメント 0