養老孟司 特別講義 手入れという思想 / 養老孟司 [本のこと。]
昨日までの時点で、ほぼ読み進めていたのもあって、一気に読了です。
なんだか、この連休中で読みかけの本の幾つかがどんどん片付いていってます。
これは養老センセイがあちこちで講演を行ったものをまとめたもので、単行本としては平成十四年に刊行されているので、内容はちょっと以前の発言ということになります(ちなみに文庫は平成二十五年十一月発行)。
“手入れ”というのが日本では当たり前の感覚でもあり、その文化は日本人のメンタリティにも深くかかわってくるし、でも急速に都市化してきた暮らしによってバランスを崩した結果、ほどよい匙加減みたいなものを感覚としてもしかして我々は失いつつあるんじゃないか?というのは自分も思い当る節もあり、気になることろです。
養老先生の伝えたいものに、自分もかなり感化されてもいるんだけど、それをまた誰かに伝えるのはこれはこれでやはり難しく、でも出来ることならこの感覚はなるべく多くの人と共有したいと考えたりします。
この文庫と並行にようでいたのが、刊行されたのは確か今年に入ってからという一気に新しくなる「自分の壁」という新書、こちらに移行したいと思います。
2014-11-03 21:25
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