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「TOKYO FANTASY SEKAI NO OWARI」 [cinema]

10/17(金)に観てきました。
一時期より、だいぶ色々と身の回りのことも落ち着いてきたというか、少し精神的にも時間的にも余裕が出来た気がします。
で、ちょっと前にNHKの番組、「SONGS」でも登場していて、ちょうど気になっていたこのバンド、なんとなくメジャーデビュー時から存在は知っていたものの、きちんと向き合って聴いてはこなかったんですが、この作品は観てみようと思いました。
監督のラファエル・フリードマンという人はこれで初めて知ったんですが、ミシェル・ゴンドリーらが所属する「パルチザン」というプロダクションに在籍し、これまでは主にミュージックビデオだったりCMを手掛けている方がメインで、長編映画は日本公開はほぼこれが最初になるとのこと。そういう人材がこういう機会で新たに紹介されるのは嬉しいことです。
今回の作品も、メンバー4人を素材として、例えば音楽制作やLIVE、オフショットで構成されたドキュメンタリーというフォーマットでもなく、メンバーごとのショートストーリー的な要素も織り交ぜつつ、タイトルにあるように現実と虚構、空想の境界を曖昧にしながら混然となる世界観が表現されていて、その映像での表現自体がSEKAI NO OWARIというバンドの持つイメージをメンバーを支えるスタッフという立ち位置ではなく外側から補完するというか、もう一つの視点で語るものになっていて、パンフにもインタビューとして載っていたんですが、メンバーもあえて監督の思い描くものを軌道修正はせずに素材として自らを提供してて、もしかしたらその結果、彼ら自身から意図して情報発信する以上に素の部分が垣間見えているのかもしれません。
もともと、明確な着地点とかを求める作品ではないんですが、様々なものが浮遊したままするっとエンドロールになり、その余韻が心地よかったです。
で、改めて彼らの音楽をしっかり向き合って聴いてみました。
まだここから先が楽しみなバンドです。
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