ゴーゴーAi -アカデミズム闘争4000日 / 海堂尊 [本のこと。]
この8月、数年がかりでようやく読み終えました。
普段、海堂センセイの小説は読み始めてあっという間に文庫上下巻2冊くらい読了しちゃうのに。
面白かった、というのはいつも通りだったんですが、さすがにボリュームとその事実の集積に、読んでて何度も辟易してしまいます。
改めて感じるのは、海堂センセイはじめ、医療に携わっている数多くの方々の本当に純粋に日本の医療はもっと良くできる、しなければならないからこそ動く、っていうエネルギーと、それを受容することに抵抗する様々な思惑を勘ぐらずにはいられなく思える様々な立場の人々の、これも驚くほど強固な分厚い何層もの壁の途方もなさ・・・自分が日常、働いている現場でもやはり似たような構図を認めることが出来ます。
“奇跡のリンゴ”を手に入れるのに11年・・・大変な労力ですが、やはりあきらめちゃいけないですね。
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