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ナニワ・モンスター / 海堂尊 [本のこと。]


ナニワ・モンスター (新潮文庫)

ナニワ・モンスター (新潮文庫)

  • 作者: 海堂 尊
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/03/28
  • メディア: 文庫


今年に入ってから、なんだか一気に文庫化ラッシュです。
嬉しいことです。

この物語は、他の作品で何度も触れられていた“南の案件”そのものが話題の中心だったんですが、読んでみてこういう展開になるなんて、本当に驚きでした。
架空の日本社会、桜宮サーガ。そこでは浪花府、と表現されている都市が現実にはどこなのかは、財政破綻した極北市同様、もちろん簡単に結びつくし、今回はその府知事に関しても完全一致はしなくともそのモデルとなる人物の肖像もすぐに浮かんできます。
文庫化されたものの中では初の舞台ですし、登場人物の多くは初登場でした。
そこに絡んでくるお馴染みのキャラクターが白鳥、彦根、斑鳩・・・・って、その顔ぶれがもうなんだか、謀略、裏の駆け引き、情報戦、というにおいが充満してます。
で、物語の設定が2009年ということで、ここで語られるエピソードに近い現実の出来事もすぐに思い出せます。あの頃に、ふと韓じた違和感の正体が実際にこの小説のままだったらと思うと、やはり背筋が寒くなりますが、あながち小説世界だけの虚妄ともいえない曖昧さがなんともいえないところです。
後半、特にその感覚は強くなりました。
最初の章:キャメルの辺りは、この直前に読んでいたノンフィクションが記憶に鮮明に残っているので、市井の開業医の心意気みたいなものが迫力をともなって伝わってきて、この前半部分だけで存分にドラマとしての要素が堪能できました。

解説に紹介されていた「ゴーゴーAi」は、途中まで読んでいて放置しちゃってたので、これをきっかけに読み直し始めています。
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