「最強のふたり」 [cinema]
10/21(日)に観てきました。
自分の鑑賞歴の中でも結構珍しい、フランス映画です。
実はよく知らないままだったんですが、これはほぼ実話ベースで描かれた物語のようです。
首から下の神経が麻痺したフィリップの介護者としてたまたま面接に訪れたドリス、そもそも最初から採用されようというつもりもなく、失業手当を得るため不採用の証明書がほしかったという、その出会いの最初からこの二人が向いている方向のちぐはぐさがなんとも痛快でした。
こういう設定を脚本として創作した訳じゃなく、それが事実なんだっていうのが不思議といえば不思議、でも縁とかっていうのはまさにこうしためぐりあわせによって綴られていくわけで、基本スタンスが違って価値観も生活もずいぶんかけ離れていたはずの二人が妙にお互いにぴったりとはまって、あとから考えればソウルメイトとの出会いだったんだろうけど、互いにそんな意識もないんだろうなと思えました。
映画化にあたっての脚色もあるにしても、さりげなくてユーモアたっぷりで軽妙なこの描写は、観てて単純に元気をもらえました。
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