「アウトレイジ ビヨンド」 [cinema]
アウトレイジ ビヨンド 【スペシャルエディション】 (初回限定版) [DVD]
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- メディア: DVD
10/8(日)に観てきました。
続編であるこの作品、前作を観てないくせに観たくなって出かけてみました。
内容としてはある程度、なんとなく知っていたりもしたんですが、それにこれはこれで単体として完結していて観てても違和感とかはなかったんですが、それでも出来ることなら復習しておければよかったと思いました。
前作は抜きにして過去幾つか観てきた北野監督の作品と明らかに違うトーンなのが、とにかく台詞の応酬のその物量です。
以前、インタビューでも語っていたんですが、自分が撮る映画ではなるたけ台詞は排除して、映像そのものが描き出すテンポで十分成立できてるんだったら要らんっていうスタンスだったはずなのに、どんどんやりあってます。そしてこれは今作についてやはり発言していることですが、どうせなら関東というかビートたけしそのままの下町の言葉と関西の言葉が正面からぶつかり合うやたらやかましい漫才っていう中身をヤクザ社会の組織構造に当て込んで見せちゃうという、その派手な描き方がなんだかとんでもない緊張感の中で展開していくっていう不思議な作品でした。
いや、面白かったです。
ここでの三浦友和さん、加瀬亮くんが魅力的だった上に、音楽は例によってというか、鈴木慶一氏が担当してて、それも嬉しい要素だったんですが、いよいよやはり前作を観てなかったことを後悔することになっちゃいました。
いずれ2本まとめて名画座で上映してくれるであろう企画を、今から心待ちにしています。
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