雨ン中の、らくだ / 立川志らく [本のこと。]
つい先日、大好きだったテレビ朝日の「落語者」という番組が終了してしまいました。
あまりに遅い時間帯に放映しているので、実はリアルタイムで観たことがほとんどなく、だいたい録画して次の日以降に観てたりしました。
この番組で、志らくさんの落語に初めて触れました。
好きっていう割に、落語には疎いままだったりもしてて、去年の夏ごろに秋の地区大会用にと演劇部で「昭和みつぱん伝」という作品を上演することに決まり、その作品中に題材として登場する噺、“らくだ”をはじめ、幾つか調べてみたりする中で、この番組のことも知り、で、その秋に圓楽師匠(今は先代ってことになりますが)に続くように談志師匠も亡くなったりして、この弟子である志らくさんの視点から見た談志師匠の人となりを改めて知りたくなりました。
談志さんの“らくだ”も、ネット動画として発見して視聴したりもしました。
で、改めて、落語ってぇのが、なんて魅力的な世界なんだと。
まえがきにもありますが、この本の内容は志らくさんから談志師匠へのラブレターでもあり、志らくさんのこれまでの落語家人生を語るものでもあり、とても興味深く読めました。一度読み終えて、またすぐ二度目の読み直しも読了しました。
談志さんの替わりなど誰にもできっこないんだけど、志らくさんはその遺伝子を継ぐ一人として、やっぱり精進しないとね。よく知りもしてなかった俄かファンのそのまた端くれではありますが、応援したくなります。
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