鴨川ホルモー / 万城目学 [本のこと。]
映画化された「プリンセス・トヨトミ」を観て、それがきっかけで、前からずっと気になっていた万城目学さんのこの小説を読み始めました。これもすでに映画化されている作品ですが、そちらはまだ映画は観ていません。
文庫を購入して、8/18(木)に読了しました。
ある程度は予想通りでもあるんですが、かなり面白くて一気に読み進めました。
意外にも、爆笑必至という内容ではなく、まあ大法螺ではあるんですが、京大生のありふれた(?)青春群像というテイストです。まあ、そこに奇天烈な設定があるからこそユニークなんですが。
なんだか、キャラクターの妙な個性ということでは海堂尊氏の小説とも通じるような感じで、こういう人物像が生き生きしてる小説はやっぱり読んでいて単純に愉しいです。
それにしても、現代京都を舞台にして陰陽道がネタになって、こんな不思議な状況で、誰もが共感できるような青春の1ページって、どうしてこれが成立しているのかほんと不思議です。
とりあえず、これを読んだら確実に京都には行ってみたくなりました。
続けて「鹿男」に行こうと思ったんですが、ついその世界観の魅力に負けて、順序を曲げてスピンオフ連作集「ホルモー六景」を読み始めてしまいました。
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