「毎日かあさん」 [cinema]
2/13(日)に観てきました。
西原さんの原作を映画化した作品が最近増えてきているみたいで、原作そのものを自分はちゃんと知らないまま「いけちゃんとぼく」「パーマネント野ばら」と観てきました。この作品も原作は知らないまま映画を先に鑑賞です。
他の作品でも、西原さんご自身のプロフィールに関わりのある物語みたいですが、これはまんまご本人の暮らしを綴ったものということで、現在形で続いているものです(連載としても)。
で、そのサイバラさんを演じたのが小泉今日子さん。これが何だか妙にぴったりのキャラクターで、ちょっと意外でもありました。小泉さんはアイドル/タレント/女優としてパブリック・イメージがある程度すでに明確になってるはずで、西原さんもTVで見かけることもあるし、勝手な観る前の予想としてはなんとなく一致するキャラクターには思えなかったんですが、この役は小泉さん以外、成立しないんじゃないかと思えるほどハマってました。で、その夫・カモシダ役に永瀬正敏氏だなんて。この虚実入り混じった感覚の映像体験はちょっと不思議でもあり、なんだか妙な説得力と迫力があってリアルでした。すごいバランスで作品が奇跡的に完成している気がします。
後からふと思い出したんですが、小泉さんは以前も「グーグーだって猫である」でも漫画家役を演じてて、これもまたぴったりなキャラクターでした。どちらも実在の作家さんだし、多分ご本人とはまた別にイメージがあるはずなんですが。
とにかくたくましい働く母の姿、それを、“日本じゅうの女性が普通にやってること”ととらえる西原さんの感覚・・・実践こそがある意味唯一の言葉の重みなのだなぁと、改めて敬服いたします。後から原作を読んで、キャラが随分違うのに驚いたんですがサイバラさんのアシスタント愛ちゃんを演じる田畑智子さんのポジション、そしておばあちゃん・正司照枝さん、兄役・光石研さん、結構要所要所のキャラクターがよくて印象に残っています。
こんばんは。
この映画ホントに良かったです!前半子供たちにわらわかせて貰い、あとで所どころホロっとさせてもらいました。
by みっちゃん (2011-04-11 23:14)
みっちゃん さん、niceとコメントどうもありがとうございます。
これ、いい作品でしたね。
子役たちも含め出てる俳優さんたちの表情がなんだかみんな素敵で、ひとって、ただそこに居ること自体でいいんだなと思えるというか。
あと、なんだか、西原さん原作の映画って、どうやら共通してるように思えるんですが、観終えて得した感がありますね。
by cs (2011-04-12 00:25)