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ブラックペアン1988 / 海堂尊 [本のこと。]


ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)

ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)

  • 作者: 海堂 尊
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/12/15
  • メディア: 文庫



ブラックペアン1988(下) (講談社文庫)

ブラックペアン1988(下) (講談社文庫)

  • 作者: 海堂 尊
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/12/15
  • メディア: 文庫


この10/23(土)~10/26(火)、出張で沖縄でした。
修学旅行です。飛行機で行く引率はこれで二度目、現在の勤務地では今回は初めて、沖縄行きも初です(前回、以前の職場で飛行機で行ったのは逆方向、北海道でした)。
で、旅のお供として海堂尊作品の文庫を数冊。
先に読み始めていた「螺鈿迷宮」下巻を前半2日で読了し(行きの電車~飛行機内で読み始めたんですが、そのまま沖縄到着前に読み終わりそうになってひとまずやめました)、この作品にとりかかり、羽田に戻ってくる前にこちらも読み終えました。なかなか難物だった螺鈿(面白かったんですけどね)と好対照で、ほぼ一気読みでした。なんだかんだで日程にそれほど余裕はなく、結局睡眠時間削って読んじゃいました・・・・。

物語の舞台は、いつものように東城大学付属病院。
まだオレンジ新棟もドア・トゥ・ヘブンも存在していない建物です。
そこで今回の主役はまだ若い高階先生。
招かれざる若手として東城大総合外科学教室に登場し、そこにはまだ若い藤原看護婦が居たり、花房さんが居たり、猫田さんが居たり、実直な垣谷先生もまだ若かったり(こういうの、ほんと楽しいですね)、お馴染みの顔ぶれの他、今回の語り部・入局一年目の世良先生が海堂作品ではいつものパターンでちょっと冴えない感じで登場して、バブル当時のなんだか浮かれた雰囲気も描写されながら今回のエピソード1が語られていきます。内容としてはミステリーというカテゴリじゃないかもしれません。
飄々としててすでに貫禄があったりする高階講師の姿はなんだかちょっと新鮮でもあり、これまで海堂作品をある程度順序どおりに読んできた甲斐のある作品で、ほんと面白かったです。
物語が過去に遡っているため、このエピソードでは当然オートプシー・イメージングについて触れることはありませんが、まだ医学生の速水、田口とともに研修に顔を見せる島津の立場から、将来この手法が重要な意味を持つことが予見されるような発言があったりしてちょっとにんまりです。島津さん、いいバイプレイヤーぶりで結構好きです。
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