Top Runner:細田守 / NHK総合 [Watching TV:films]
ちょっと久々にこの番組を観ました。
今回のゲスト、細田守監督はついこの前に観た「サマーウォーズ」の監督です。
なので放送がこういうタイミングだし、当然インタビューの内容が多くの部分、作品「サマーウォーズ」に向かいます。
改めて聞いてみると、田舎の大家族っていう設定がそのまま監督ご自身のここ数年の体験に直結してて、映画で描かれていた映像がかなり細かい部分まで現実の風景や事物としてこだわって再現されてて、でもそのプライベートで私的な発想が結果的に普遍につながる表現になっているのがよくわかります。
前作「時をかける少女」で表現したかったもの、そのキャラクターの魅力も監督自身のここに至るまでの経験があってこその、ごく自然に生まれたものみたいです。
途中で紹介されていたんですが、主人公・真琴が画面上手から走っていく長回しのカット、このシーンはそれほど特別なことに思わず観てましたが、監督の解説を聞いてからだと、また観たときに少し意識が変わりそうです。
フリーになってこの2つの作品を手がける前に、「ハウルの動く城」の監督として取り掛かり途中降板していたというエピソードは知りませんでした。
細田監督版の「ハウル」も観てみたくなります。
話の流れの中で、演出に対する現在の考え方、凝った先鋭的なエッジの効いたものはあくまでスパイスであって、大枠ではいかにオーソドックスな表現で伝えきるかにより神経を使い、作品全体の設計図である絵コンテにとにかく全てを投入するっていう姿勢が、たとえば役者さんで脚本が真っ黒になるまでメモが書き込まれているっていうようなイメージと結びついて(山崎努さんの台本がまさにそういう感じらしいです)、すごく印象に残っています。
今回のゲスト、細田守監督はついこの前に観た「サマーウォーズ」の監督です。
なので放送がこういうタイミングだし、当然インタビューの内容が多くの部分、作品「サマーウォーズ」に向かいます。
改めて聞いてみると、田舎の大家族っていう設定がそのまま監督ご自身のここ数年の体験に直結してて、映画で描かれていた映像がかなり細かい部分まで現実の風景や事物としてこだわって再現されてて、でもそのプライベートで私的な発想が結果的に普遍につながる表現になっているのがよくわかります。
前作「時をかける少女」で表現したかったもの、そのキャラクターの魅力も監督自身のここに至るまでの経験があってこその、ごく自然に生まれたものみたいです。
途中で紹介されていたんですが、主人公・真琴が画面上手から走っていく長回しのカット、このシーンはそれほど特別なことに思わず観てましたが、監督の解説を聞いてからだと、また観たときに少し意識が変わりそうです。
フリーになってこの2つの作品を手がける前に、「ハウルの動く城」の監督として取り掛かり途中降板していたというエピソードは知りませんでした。
細田監督版の「ハウル」も観てみたくなります。
話の流れの中で、演出に対する現在の考え方、凝った先鋭的なエッジの効いたものはあくまでスパイスであって、大枠ではいかにオーソドックスな表現で伝えきるかにより神経を使い、作品全体の設計図である絵コンテにとにかく全てを投入するっていう姿勢が、たとえば役者さんで脚本が真っ黒になるまでメモが書き込まれているっていうようなイメージと結びついて(山崎努さんの台本がまさにそういう感じらしいです)、すごく印象に残っています。
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