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生の科学、死の哲学 / 養老孟司 対談集 [本のこと。]


生の科学、死の哲学―養老孟司対談集

生の科学、死の哲学―養老孟司対談集

  • 作者: 養老 孟司
  • 出版社/メーカー: 清流出版
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 単行本


あれから8年の、9.11ですが。
まだ病室です。

この本は、数年前に購入して一度読了していました。
火曜日9/8に自宅に戻り、とりあえず目に付いたものと、持ってきた本ですが、最初から読み直してもあっさり全部、1日で読み終えてしまいました。
養老先生の対談はいろんなものが出版されてて、その幾つかは読みました。
この対談集は、半分くらい知らない方々だったんですが、既に知っている、気になる対談相手が結構含まれてて、やはり面白かったです。
その顔ぶれは以下です。

夢枕獏:生物と自然の不思議な話
佐原眞:解剖学と考古学
中村方子:ミミズのいる豊かさ
東海林さだお:生物の感覚という自然
妹尾河童:記憶、生命、連綿と続いてゆくもの
舟越桂:身体をめぐる具象と抽象
甲野善紀:古武術が語る身体の可能性
吉村作治:集めて、調べて、考えるおもしろさを発掘する
安部譲二:生体と死体、どちらが怖い?
安野光雅:生と死への処方箋
船曳建夫:自己意識を舞台に上げる
香山リカ:スピリチュアルとマテリアル
佐藤雅彦:ひらめきは快感とともにやってくる
いとうせいこう:鏡の錯覚、公私の錯覚
池田清彦:二十一世紀の代謝と循環
池田晶子:身体を使って考え続けよ
夏目房之介:マンガの文法を“脳”で読み解く
関川夏央:憂国の時代
橋口譲二:生きる哲学との出会い

この本で知った、佐藤雅彦さんという方の存在。
これは特に面白かったです。
映像作家として、あのCM[スコーンスコーン コイケヤスコーン」とか「バザールでござーる」とか、そういう独特の語感のあるものを着想した人で、そしてあの「だんご三兄弟」の生みの親でもあるといのこと。
対談を読んでいても、ちょっとなんだか超越してるなという感覚がやっぱりあって、こういう人が慶應義塾大学環境情報学部教授ってのがまた、すごいです(注:出版された当時、2004年時点のプロフィールです)。
それと、養老先生の発言。
内容として繰り返されてる部分もあるんですが、他の著作を読んでも感じるちょっと個性的な視点が半分納得、ちょっと疑問で、個人的には意外にすんなり入ってきます。
ご自身が言ってましたが、まだ未熟で枯れたりとか老成とか達観とかまだまだしてないっていう感じ、それがなんだか世代も違うんですが自分は共感できます。
誤解を生じて当然な、ちょっと断定的な表現もあるんですが、そこがあまり気になりません。
自宅にはまだ、買っておいて読みかけの「運のつき」とか、何冊かあるんですが、またいずれとりかかる予定でいます。
タグ:養老孟司
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