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単純な脳、複雑な「私」 / 池谷祐二 [本のこと。]


単純な脳、複雑な「私」

単純な脳、複雑な「私」

  • 作者: 池谷裕二
  • 出版社/メーカー: 朝日出版社
  • 発売日: 2009/05/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


これは、前の記事、「ロックで独立する方法」と一緒に購入していた1冊です。
今回、結果的に予想よりも入院が長引いていて、体調としてはかなり回復もして外出を許可された時、自宅に戻り必要なもの(着替えとか諸々)と一緒にこの本を持参して戻ってきました。
著者の池谷祐二さんを知ったのは、糸井重里氏との対談をまとめた本、「海馬」がきっかけです。

海馬/脳は疲れない ほぼ日ブックス

海馬/脳は疲れない ほぼ日ブックス

  • 作者: 池谷 裕二
  • 出版社/メーカー: 朝日出版社
  • 発売日: 2002/07/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


最近、けっこう脳科学という分野自体が注目もされていて、自分もちょっと前から養老先生の本とかが好きで読んだりしていて、糸井さんが紹介するこの方も、分野もそうだし、きっと人物的にも面白いんだろうと、なんだか確信があって、実際読んでみて、ほんとに興味深くて楽しい本でした。
その後、幾つか著書が出るたびに買って読んでいます。
今回はその最新刊となるもので、池谷さんが出身高校に講演に出かけ、更にその中の生徒数名に対し全校生徒とは別に講義を行ったものを原稿として起こし文章化したものです。
発端が話し言葉ですから、糸井さんとの対談同様、読みやすいです。
毎回、このような一般書で紹介されるものでも、かなり研究の最先端のものが題材になっていてほんとに驚くことが数多く紹介されてるんですが、今回は、特に心の構造、意識と無意識が身体活動とどう関連して、それが脳の作用に影響しているか、あるいは自由意志って、どういうものなんだろうとか、脳科学の分野に限らず、例えば哲学や論理学、または恋愛での心の作用のメカニズムとか、高校生じゃなくてもごく身近に感じられる題材が語られています。
今回も、ほんとに面白かったです。
あと、いつものようにデータを補足・解説するイラストの他に、パラパラマンガで動きをイメージする部分があったり、携帯などによりアクセス可能な動画サイトが用意されていたり、新鮮な試みがあって、これもやはり面白かったです。
それから、これは自分がこれまでちゃんとプロフィール部分を確認してなかったからではあるんですが改めて、池谷さんが医学部ではなく、薬学部の研究としてこういう分野に関わっているということを、改めて意識しました。
以前、同様にアメリカの学生たちを前に講義したものをまとめた「進化しすぎた脳」でも、例えばアルツハイマーの特効薬は、どういうアプローチでできるんだろうかとかの問いかけもあったし、養老孟司さんも例えば脳外科とか脳生理学とかの医学の直接的な分野(という勝手な想像もそれぞれの分野の結びつきとか系統について単に無知なだけかもしれませんが)というよりちょっと特殊なというかワンクッションあるような解剖学という分野から発想して著書が出ているのを考えると、なんとなく不思議な気がします。
それが関係するのか不明ですが、このお二人の本は自分には理解しやすいし、共感もできる部分がかなり多いです。

まだやっと1回、読了したばかりなので、もう一度読み直そうと思っています。
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