PLUTO 008 / 浦沢直樹×手塚治虫 [マンガのこと]
浦沢直樹presentsのアトム・地上最大のロボット、ついに完結しました。
このコミックスが出る前に連載が終了してるらしいっていうのは聞いて知ってましたが、やはりついに、です。
ひとつ前の7巻でついにエプシロンまでああいうことになってしまい、この最終巻がとても気になっていました。
原作である「鉄腕アトム」のこの部分も、コミックスの3か4巻目が出た頃に気になってアニメ版をレンタルしてきて観たりしたんですが、導入部分での浦沢直樹氏らしい展開を別にすれば、かなり原作どおりの筋をしっかり踏襲してて、その上で現在の解釈で描くとこうなるというスケールで、一気にクライマックスを迎えました。
荒唐無稽にスケールを広げすぎていないし、でも実際には無理なく地球規模の状況設定になってるし、何より、本来なら脇役であるゲジヒトのキャラクターの深い部分に最終的に帰結していく、これが浦沢解釈の真髄ともいえる部分かなぁと思いました。
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