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佐野元春のTHE SONGWRITERS Vol.1-2:小田和正 / NHK教育 [Watching TV:Music]

この7/4(土)の深夜から放送開始になった新しい番組です。
ゲストを招き、インタビュー形式で進めるこのスタイルはすでに「トップランナー」という番組でも御馴染みだし、更にその原型は「アクターズスタジオ・インタビュー」であることはすぐわかります。
定型質問があったり、立教大学の収録教室に集まった学生たちからの質問があり。
でもその中で進行役である佐野さんの個性が、たとえば彼が選んだ一篇をポエトリー・リーディングとして披露するコーナーで特に発揮されている番組になってます。
番組の趣旨として、ソングライターの手がける歌詞・言葉にこだわってインタビューを進め、それを分析する提示の仕方としてこういうアレンジが加わってくるのが佐野さんらしくて、他のアーティストではないユニークな部分でもあると思います。
最初のゲスト、この7/4と7/11の2週分で放映になった小田和正氏。
佐野さんが選んだ朗読のための作品は ♪The Flag でした。
シングルではなく、一般的な認知度は他に比べてむしろ低いくらいのこの楽曲ですが、その言葉にストレートに表現されている小田さんの世代の気分のようなものは、佐野さんの朗読によって独特の熱を帯びたものになっていました。
それとインタビュー部分で取り上げられていたオフコース時代の ♪言葉にできない 。
これは、歌詞を手書きで本人に書いてもらうという、これも佐野さんらしい提案で、なんだかその仕草からも伝わってくるものがある気がしました。字を書いているのを待って眺めているっていう、パフォーマンスとして成立しているかどうか、あまり気にも留めずにTV番組でこういうやりとりが行われているのもちょっとスリリングだったりして。
そしてこの楽曲は、オフコースという活動のひとつの終止符であることは当時アルバムの中でこの曲も含めて歌に込められているのは十分分かっていましたが、解釈は何通りもできる余白の残る言葉が並べられていて、普遍的な意味をとれることも改めて確認できました。

続くvol.3-4のゲストはさだまさし氏。
小田さんはすでに佐野さんと交流もあったし、クリスマスの約束でも共演してるんですが、さださんとは直接の交流があったようには思えないんですが、それだけにかなり楽しみです。
(既に放映したvol.3で前半は観たんですが、ゲストでこうも違うんだと、愉しくなりました)
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