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「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」 [cinema]

7/11(土)に観てきました。
当初の製作・公開予定からだいぶ時期が遅くなっての上映で、でも今回は前作「序」とは違ってさすがに公開初日じゃなくてもいいかなと勝手に思っていたら、前作以上の驚異的な観客動員になってて、そういう加熱ぶりはつい期待よりも逆に警戒してしまいながらの鑑賞になりました。前の映画版みたいに、戸惑うような展開になっちゃってたらどうしよう・・・・で、お馴染みのシネプレックス幕張で観たんですが、予想通りこの作品特有の客層にやっぱりなってます。
以下、感想を述べ始めると多少ネタバレを含んでいきますのでご注意を。


冒頭、まず描かれている場所がいったいこれはどこなんだという混乱があって。
何しろいきなり字幕って・・・?っていう時点で設定も含め全く新しいシーンでスタートして、早速緊張感たっぷりの激戦で一気に進むので、状況を少しでも理解しようと思わず必死に映像を追う展開になってました。
これでもう導入としては十分過ぎます。
もしこのまま新キャラ・マリが今回一切登場しなかったら、謎めいたまま今後どうなるか一層気になるところでしたが、後半にまさかの介入になって、徐々にTVシリーズでも描かれていたエピソードの部分に旧作にはなかった解釈をどんどん追加していくポジションにもなり、性格の造形についてはどこかアスカじゃないのか、これ?と思われる要素も垣間見えたり、でも違う方向である種突き抜けてる辺りは、旧作のキャラクターがそれぞれ背負っていたような思春期的性格分析の事例みたいな行動パターンや特徴的な発言は彼女のキャラクターにはあまり当てはまらないようになってました。
これはやはり10年以上経て描かれているからこその要素でもあるのかなと思います。そしてお馴染みのキャラクターにしても、その傾向はしっかり現れていて、旧作ではとらなかった行動に向かっていきます。
特にシンジくん。
ラストのクライマックスは、これを描くからこそ新劇場版なんだなと思える、まず旧作にはなかった男らしい行動。
「来い!」の台詞、特に印象的で沁みました。
前作・序でも、やはり自ら選択して厳しい局面を進んでいく決断・行動が描かれていましたが、この改変はやはり大きいはず。
それゆえ、今回の新劇場版で裏切られたと感じる旧来のファンもかなり多いと思います。
2箇所使用されている歌の使い方も決してオーソドックスではなく、イレギュラーな大胆な解釈だし、そこで唖然とする場面でもあります。
♪翼をください は、つい「リリイ・シュシュのすべて」を思い出してしまいました。
あの作品でも、当時あった掲示板に同じこの曲の使われ方で観た人からかなり強い拒絶のリアクションがありました。
旧映画版では、この後の展開はどんどん悲惨に、混沌に向かっていきましたが、この先にある「急」改め「Q」がどうなるのか、期待したくなりました。
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