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「おっぱいバレー」 [cinema]


おっぱいバレー [DVD]

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  • 出版社/メーカー: VAP,INC(VAP)(D)
  • メディア: DVD


4/26(日)に、ハシゴしてきました。
現在気になる作品が次々公開されている中、2本とりあえず観て、そのうちの1本がこれです。

どんどん出演作品が公開されてきている綾瀬はるかさん主演で、こういうタイトルで・・・・でもエロの要素は全然ない内容でした。男子中学生の他愛ない衝動の向かう先はエロかもしれないけど、描かれているエピソードはど真ん中の甘酸っぱい青春群像です。
どうしようもなくダメダメで、力いっぱい情けない男子たち。
この原作小説を映画化するに当たって、舞台設定を1979年の北九州と翻案した企画・脚本は狙い通りでよかったと思います。
冒頭、疾走する改造自転車の起こす風に想像上の感触を味わおうと勢い余って飛び出す中空に、その彼方にある工場群。このロケーションの郷愁は、自分の世代がちょうど思春期に見てきた青春ドラマの風景にそのまま重なります。
綾瀬さん演じる失敗ばかりの(と少なくとも本人は思い悩んでいる)若い教師像の真っ直ぐさは、ほんとにまぶしいぐらいでした。彼女の中学時代に登場する大後寿々花さんもわずかなシーンでしたが印象的で良かったです。
この綾瀬さん自身の清潔感があって、ダメな子たちの中のほんとにただただしょうもないんだけどちらっと見える純朴な部分があって、そこで描かれる信頼関係はリアルに感じられました。オーディションによって選ばれた男子バレー部員たちのごく普通な表情は、演技の巧拙なんて無関係です。
ミツケン先輩こと光石研氏も、やはり北九州が舞台の物語となれば登場しないわけにはいかないでしょう。とはいえ、あまり現地の言葉とかは関係ない脚本でしたが。今までにない感じのキャスティングで存在感のあった田口浩正氏も福岡出身だったのをパンフで知りました。
この主題歌のために実現したユニットcaocaoの♪ 個人授業 のカバーも気になるところでしたが、ふんだんに使われてた物語を盛り上げる当時の歌謡曲が流れる中でも、やっぱり個人的には永井龍雲さんの ♪道標ない旅 ・・・・ヒットしていた当時もこの曲は大好きでしたが、劇中いちばんの素敵な場面で使われてて、最高でした。こんなにこの歌の言葉がぴったりハマるなんて。

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non_0101

こんにちは。
爽やかな青春映画でしたね☆
あのやる気のなかった中学生たちが一気に頑張るモードに変わる姿は
本当に楽しかったです~
綾瀬はるかさんの演じる美香子先生も良かったです。
あの天然な雰囲気がピッタリでした(^^ゞ

by non_0101 (2009-05-03 07:39) 

cs

nonさん、niceとコメント、どうもありがとうございます。
綾瀬さんのキャスティングは、やっぱりあのほんわかした雰囲気で、無理な約束をさせられても強い拒絶じゃないし、変に色っぽい方向でもないということで、彼女のものでしかないユニークな個性だったんだと思います。
キュートで爽やかで、あの美香子先生と撮影時同じ年齢だったから自然と役に入っていたみたいです。
中学生たちも、いまどきっぽさが出てなくてよかったです。
ああ、確かにいたよなぁ・・・っていう感じで。
by cs (2009-05-03 07:58) 

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