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「大丈夫であるように -Cocco 終らない旅-」 [cinema]

1/25(日)に鑑賞して来ました。
実は年が明ける前から公開が始まっていて、ずっと観たいと思っていた作品でした。
このごろ、映画館は比較的近くて利用しやすいシネコンのシネプレックス幕張か、千葉の京成Rosaで満足していて、ほとんど都内に出かけることがなくなっていました。
ある程度の単館系の作品でも上映してくれる事情もあるんですが、年々億劫で、ものぐさになっている気がします。
それでも、映画は惰性とか義務とかじゃなくてやっぱり好きで観に行くという基本は変えたくないんで、ここでしか上映してない、という場合は可能なんだから出かけようと、ほんとに重くなってしまった腰を上げました。
今回目指すのは渋谷のライズX。
シネマライズには何度か来たことがあったんですが、ここは初です。
以前、前を通りかかった記憶が・・・もうすっかりあやふやでした。
とりあえず、まずシネマライズにてチケット購入です。
そこで場所は改めて確認できました。
PARCOと通りをはさんで向かい合っているシネマライズの角から、坂になっている横の道に少し降りた右手にライズビルがあり、その地下へ降りていく階段の先が映画館でした。

ライズエックス


全席指定でキャパシティはわずか40席。
それが2階建て席になっていて、ライブハウスのような独特の雰囲気でした。

まず、Coccoの音楽が好きで、更に是枝裕和監督の映画も好きで、その組み合わせで観ない訳にはいきません。
Coccoのデビュー10周年となる、アルバム「きらきら」のリリース後というタイミングのツアーに監督以下、映画撮影スタッフが同行して記録された映像がこの作品です。

LIVE中継がメインではないため、紹介される劇中の歌もフルで聴けないのはちょっと残念でしたが、淡々とCoccoの日常を追いかけていくと時間の制約がある中で、これくらいの分量が精一杯なんだろうなと少し納得しました。

「大丈夫であるように」というのは、LIVE中のMCでCoccoが語った言葉の一部です。

相変わらずというか、まっすぐであるからたぶん自然とたどたどしくなってしまうLIVE中のMC。
でも、その瞬間に言わずにはいられなかった言葉。
チラシにあったんですが、是枝監督も泣きながらカメラを回したのは生まれて初めてだったそうです。
でも、その伝わる具合が、フィルムを通してわかります。
Coccoもステージの上で、抑えようと思っても何度も何度も涙ぐんでいました。
観ていて、やっぱりこちらにもまっすぐに響いてきてしまいます。
拙く見えるかもしれないけど、つっかえすぎてるかもしれないけど、すんなりじゃないけど、大事な大事な思いの詰まった言葉が、こういう形で届いているので、Coccoも少し大丈夫になれるんだろうか、と、考えたりします。

全国のあちこちを訪れていくたびに沖縄の海で感じた切ない思いと同じだと感じる彼女。
自分は弱いからと、知っている覚悟の強さ。
いろんなことに深く絶望しても、でも諦めないその先。
うたをうたえば解決して、世界が変わるなんて信じるんじゃないけど、歌わずにはいられないから、歌う。
表現しなければ、どんどん自分に嘘が積もっていくから、表現する。
たぶん、満身創痍。
でも、これからも歌を届けてくれる彼女を楽しみに待っていたいと改めて思いました。

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