「奇跡のシンフォニー」 [cinema]
この作品は、7/13(日)の鑑賞でした。
7月になってから、やはりというか精神的にもあまり余裕が無くて、週末になると惰眠を貪るだけで映画館に出かけるのが極端に億劫になり、幾つも観たかった作品を見逃しでしまっていました。そんな中で、久々にロビン・ウィリアムズ出演のこの作品が観たくてチョイスしました。
監督のカースティン・シェリダン氏はあのジム・シェリダン監督作「イン・アメリカ 三つの小さな願いごと」の共同脚本担当で、その娘ということをパンフを読んで知りました。監督自身の実話がベースになっていたこの作品は大好きで、その中で登場する姉妹は印象深くて強く記憶に残っていました。そしてこの作品が彼女の監督作として日本で公開される最初のものです。
主演のフレディ・ハイモアくんはやはり「ネバーランド」、「チャーリーとチョコレート工場」とジョニー・デップとの二度の共演が鮮烈で、この作品でも設定がかなり切ない状況でぴったりの配役でした。無垢な部分と芯のしっかりしたキャラクターがよく似合います。途中から登場する強烈なキャラクター、ロビン・ウィリアムズ演じる“ウィザード”に翻弄されながら都会の裏通りを生き抜く逞しさを身に付けていく展開が、音楽によって導かれるという描き方がされてて個人的にはその点がすごく惹きこまれて観てました。
クライマックスの奇跡を描く部分はファンタジーでもあり、現実にはそんな展開は無いと考えてしまうと一気に冷めてしまいますが、NYのロケーション、特にセントラルパークという舞台が求心力のある映像として素敵でまさに夢のようでした。
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