「ガリレオ」 第一章:燃える + ガリレオ」第二章:離脱る / CX [Watching TV:Drama]
まずは2007-10-27 のup記事から。これは続きがありますので、まとめて2週分をひとつの記事にします。
この10月、新しく始まったドラマで久々に気になって観始めたのがこれです。
福山雅治氏の演じる風変わりな物理学のセンセイのキャラクターがなんだか結構イメージにぴったりですが、これまで演じた役柄にはまずなかった気がします。
で、相手役のまだ経験の浅い刑事役に柴咲コウ。こちらは直情的で湯川先生とは対照的なキャラクターですが、この感じはちょっと「Dr.コトー」のときの雰囲気にも共通してて、今回の内容が不可解な事件を理論と実証で解明していくっていう物語なのでなかなかいいテンポで展開していく期待が持てる第1回でした。
そして、毎回ゲストがあるみたいなんですが、今回は唐沢寿明氏が穏やかな中に陰があって狂気も潜んでて・・・っていう独特の人物を嬉々として演じてて、事件の真相が明らかになってからの後半が特に惹きこまれてしまいました。
で、今回解明しようとする部分が“人体がなぜ自然発火したのか?”という謎で、脚本はその謎は途中の段階ですでに判明してくるし、実際には現象そのものがトリックとして成立するのは比較的容易に説明が付くんだけど、その背後に見えてくる犯人像の推論の方に重きが置かれていて、その部分が印象深かったです。
この脚本、「実に面白い」。
続けて、2007-11-03 up分の記事です。
けっこうコンスタントに観始めたのに、記事にするのが遅れてしまっています。
楽しみな「ガリレオ」、第二回です。
今回のゲストはメインで平田満氏、一緒に北陽の虻川さんが出てます。あぶちゃんのキャスティングだと、これまでの起用の仕方ではこういう役を当ててくれることはまず無かったんじゃないかという特にエキセントリックだったり笑いを誘ったりが一切無いリアルでごくありふれた女性像で、これがすごくよかったです。平田さんもちょっと不器用なシングルファザー役がしみじみしててよかったです。今回は殺人事件に関わる重要な証言が幽体離脱では信憑性が無いから、その証言に隠された部分を解明していくというのが謎解き部分になってますが、第一回に比べるとかなり順当な発想というか、アイデアとしてはだいぶストレートです。
でも面白いのは、結局真犯人が誰だったか、もうそれが重要ではなくなっていて最終的な真相は省略されて物語が進行していくことでしょう。
まだ第二回なのに、もう事件そのものとか犯人が誰かとかは,「そんなことはどうだっていい」、その脚本のスタンスが凄いです。父と息子、そこに登場する心優しい女性との交流の描写が主体になって、ドラマは当然のようにその点をメインにして描かれて完結する、なかなか大胆ともとれる構成に惹かれました。相変わらずのガリレオ先生ですが、意外にもそういう理論では割り切れない部分にこそ何気に興味があったりして。面白かったです。
この10月、新しく始まったドラマで久々に気になって観始めたのがこれです。
福山雅治氏の演じる風変わりな物理学のセンセイのキャラクターがなんだか結構イメージにぴったりですが、これまで演じた役柄にはまずなかった気がします。
で、相手役のまだ経験の浅い刑事役に柴咲コウ。こちらは直情的で湯川先生とは対照的なキャラクターですが、この感じはちょっと「Dr.コトー」のときの雰囲気にも共通してて、今回の内容が不可解な事件を理論と実証で解明していくっていう物語なのでなかなかいいテンポで展開していく期待が持てる第1回でした。
そして、毎回ゲストがあるみたいなんですが、今回は唐沢寿明氏が穏やかな中に陰があって狂気も潜んでて・・・っていう独特の人物を嬉々として演じてて、事件の真相が明らかになってからの後半が特に惹きこまれてしまいました。
で、今回解明しようとする部分が“人体がなぜ自然発火したのか?”という謎で、脚本はその謎は途中の段階ですでに判明してくるし、実際には現象そのものがトリックとして成立するのは比較的容易に説明が付くんだけど、その背後に見えてくる犯人像の推論の方に重きが置かれていて、その部分が印象深かったです。
この脚本、「実に面白い」。
続けて、2007-11-03 up分の記事です。
けっこうコンスタントに観始めたのに、記事にするのが遅れてしまっています。
楽しみな「ガリレオ」、第二回です。
今回のゲストはメインで平田満氏、一緒に北陽の虻川さんが出てます。あぶちゃんのキャスティングだと、これまでの起用の仕方ではこういう役を当ててくれることはまず無かったんじゃないかという特にエキセントリックだったり笑いを誘ったりが一切無いリアルでごくありふれた女性像で、これがすごくよかったです。平田さんもちょっと不器用なシングルファザー役がしみじみしててよかったです。今回は殺人事件に関わる重要な証言が幽体離脱では信憑性が無いから、その証言に隠された部分を解明していくというのが謎解き部分になってますが、第一回に比べるとかなり順当な発想というか、アイデアとしてはだいぶストレートです。
でも面白いのは、結局真犯人が誰だったか、もうそれが重要ではなくなっていて最終的な真相は省略されて物語が進行していくことでしょう。
まだ第二回なのに、もう事件そのものとか犯人が誰かとかは,「そんなことはどうだっていい」、その脚本のスタンスが凄いです。父と息子、そこに登場する心優しい女性との交流の描写が主体になって、ドラマは当然のようにその点をメインにして描かれて完結する、なかなか大胆ともとれる構成に惹かれました。相変わらずのガリレオ先生ですが、意外にもそういう理論では割り切れない部分にこそ何気に興味があったりして。面白かったです。
コメント 0