「犬と私の10の約束」 [cinema]
4月1日、1000円デーの鑑賞です。
この日はがんばれば2本ハシゴも出来なくは無かったんですが、上映時間がうまく合わずにとりあえずこの作品をチョイスしました。
原作というか、元ネタである「犬の10戒」の本が平積みになっているのを書店で見て気になっていたし、内容としてどういう展開になるのかは容易に想像できていながら、やっぱりでした。以前、「いぬのえいが」というオムニバスの中にあった「ねえ、マリモ」という作品が今回のこれとイメージとしてそのまま重なります。
ショートフィルムで狙い通りに十分泣かされちゃうんだから117分じっくり使ってこのエピソードを語られたら、たまらないのは観る前から承知の上で・・・やっぱりでした。
豊川悦司氏と田中麗奈さんの共演は最近ではCMで御馴染みだし、やはり息もぴったりでした。田中麗奈さん、「夕凪の街、桜の国」の時もよかったけど、今回の後半の特にソックスとの別れのシーンの感情表現はとにかくリアルで観ていてすっかり気持ちが揺さぶられてしまいました。豊川氏のお医者さん役っていうのも、意外にこれまで記憶に無いもので新鮮でよかったです。ソックスと出会う少女時代のあかり役は福田麻由子ちゃんで、成長してそのまま田中麗奈さんになるのがこれほどぴったりな配役はありません。単純に顔立ちがそっくりに見えるだけじゃなく、表情のニュアンスとか声のトーンが実に自然でよかったです。
大人になってから久々に再会する幼なじみとして加瀬亮くん登場っていうのも個人的に嬉しい配役でした。最近、すっかりもうメジャーになっている気がしますが、彼のこういう存在感は落ち着きます。
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