「めがね」 [cinema]
9月には1日に3本ハシゴして以降、なんだか余裕が無くて全く映画館に出かけられませんでした。
そしてここのブログも半分放置状態で・・・・で、復活したのが10月1日の割引1000円デーです。
まずは、この作品。
荻上直子監督という人はあんまり知らなくて、気になっていたまま前作「かもめ食堂」も見逃していました。長編デビュー作「バーバー吉野」もまだ観てません。
どこか南の島のきれいな白い砂浜と透き通った海、そのロケーションが全編通して優しく広がってて、観ていて全身をゆっくり時間をかけてほぐしてくれる感覚が妙に心地よかったです。自分にたそがれる才能があるかどうかは判りませんが、この世界をただぼーっといつまでも観ていたいのは間違いなさそうです。荻上監督作品ではずっと出続けている、今回はメルシー体操のときの表情とか、流浪のカキ氷屋(?)=もたいまさこさんの弛緩した感じがまた観ていてなんだか心地いいです。そして、民宿のミツケン先輩(共演の女性陣から光石研氏が呼ばれてたニックネ-ムらしい^^)は今回自分のお目当てでもあります。映像上に登場する少な目の人物以外、ほとんどこの島に住人は居ないんじゃないかと思える必要最小限な世界。音楽もゆるーい感じで素敵です。最後に大貫妙子さんの主題歌があるのは全く知らなかったので嬉しいサプライズでした。
コメント 0