ストロベリーショートケイクス/オリジナル・サウンドトラック [music/soundtracks]
記事をupしていくカテゴリーの音楽に、新しく「soundtracks」を追加しました。
お気に入りサントラ盤を記録していこうと思います(すでに「マニアの受難」の記事をupしていますが)。
最近ずっと気に入って繰り返し聴いているものが ↑これです。
映画そのものも淡々としてて日常のリアル(でもほとんど、ここで登場している女性たちの姿って普通は見ることがないはず)の描き方から感じとれる前向きに世の中や様々な細かいものと闘いながら過ごす部分が実感として伝わって大好きなんですが、音楽もよかったです。
ちょっと無機質な要素もあって10のところ6か7でとどめている伝え方。
コード感が前面には出てこない日常のノイズと同等に混じりあう楽曲。
音数は最小限で、フリーなテンポの中にパーカッションが微かに微かに響いている、都会で独り暮らす心のかさかさした感じがニュアンスの淡い繊細な音に置き換えられて表現されているイメージ。映画の中では日々の格闘にぼろぼろに傷ついている女の子たちを、寄り添いながらも一定の距離をおいて眺めているかのような包容力のある、余白の多い音。
この控えめで暮らしの中に自然に溶けいってしまい無意識につい聞き逃しそうな音を、つい何度も味わいたくなってしまいます。
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