「FLY,DADDY,FLY」 [cinema]
この前の8月1日、ファーストデー割引を利用して観てきた1本。
ついこの前、「姑獲鳥の夏」で京極堂を涼しげに演じていた堤真一氏、その落差で考えれば、確か撮影順だと逆ですがこのスズキ・ハジメ役は凄いです。身体、酷使してます。それも撮影は昨年のとんでもない猛暑の真っ只中だったらしいし。今回、脚本も担当した原作者・金城一紀氏というと、やはり自分は「GO」を思い出さずにはいられないけど、その映画化によってこの作品は書かれたらしいんで腑に落ちました。メディアミックス企画としてのマンガ連載もたまたま読んでいたし、実写映像化されて新しいイメージはどうか不安もありました。が、やはり表現が違えば当然別のもの。今回、舜臣を演じた岡田准一くんは、全く原作やマンガとは違う外見だけど、堤さんとのマッチングが何よりはまってたし、「きょうのできごと」とはまた全然違うキャラの松尾敏伸くんも生き生きしてたし、おまけにエンディングはMr.Childrenの「ランニング・ハイ」で心地いいノリだったし、爽快感一杯でした。意外にこういう割り切り方での娯楽作品って、なかったかもしれないですね。
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