「戦国自衛隊1549」 [cinema]
戦国自衛隊1549 & 戦国自衛隊 ツインパック (初回限定生産)
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2005/12/22
- メディア: DVD
久々に映画館に出かけた。「female」が6月1日、映画の日の割引サービスデーで1000円で観賞だったし、今回はレイトショー割引で1200円。観たいものは色々あったのに随分見逃した。やっと、なんか重い腰をあげたというか。
で、今回は「戦国自衛隊1549」。
原作はだいぶ前に公開された半村良さんの小説、ではなく新しくこの映画の企画によりオーダーされた形の福井晴敏さん。「亡国のイージス」、「終戦のローレライ」と映画化作品が相次ぐ人気作家である。
といっても自分は全然読んだこと無い。
「ローレライ」も観たいと思いつつ公開修了してしまったし。というわけで半村良さんは原案というクレジット。
江口洋介さん、TVドラマはともかく映画出演は久々だったはず。
飯田譲治監督の「アナザヘブン」映画版が2000年だということで、多分それ以来。最近だと「救命病棟24時・第3シリーズ」の放映が3月に終了したばかりだし、やはりTV俳優という印象が強いかもしれない。
でも、さかのぼって「スワロウテイル」「ACRI」と、単に”芸能人”扱いではない配役での映画出演もあり、こうしてスクリーン復帰にブランクがあってもむしろ改めて俳優としての存在感の確かなものを実感できるし、素敵です。鈴木京香さんも「竜馬の妻とその夫と愛人」「血と骨」と充実したキャリアの中でのこの作品、凛とした佇まいも含め、複雑でニュアンスの細かな立場がきっちりはまっていました。そして北村一輝さんは今回かなり後半オイシイ役柄だし、平成に違和感を抱えたまま立っている武士という不思議な説得力をうまく出していました。鹿賀丈史さん、伊武雅刀さん、生瀬勝久さん、宅麻伸さんと脇を固める実力派の方たちもそれぞれに見せ場のあるキャラクターだったし、全面協力の陸上自衛隊機の本物の迫力にひけをとらないオープンセット”天母城”のビジュアルがまた秀逸だったし、映画館スクリーンの大画面で楽しめる娯楽大作として妥協していない製作体制が見事でした。
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